なりたい顔や憧れる芸能人などさまざまな調査の上、ランキングになることが多い芸能人。一般人から見ても憧れる顔はやはり芸能人が多いだろう。
しかし、美容整形の現場では果たして誰が一番名前が上がるのか。実現可能な美しさとは一体……。美容整形の門をたたいた女性たちが目指す女性芸能人3人を紹介。そんな世の女性の憧れの顔になるには、やっぱりこの施術を受けるべきだった。
理想の女性芸能人三強
――先生はお仕事柄、日々女性の理想や希望を聞くことが多いかと思いますが、最近で「こういう顔になりたい!」というリクエストが多いのは、芸能人でいうとどなたでしょうか?
呂医師(以下呂)「橋本環奈さん・佐々木希さん・石原さとみさんが三強ですね!」
――メイク企画などでも人気の憧れ美女がやはり強いんですね~! とはいえ、そこを目指すのはあまりに遠すぎて、どうアプローチしてどこを直せばいいのかまったく見当がつきません。
呂「みなさんのパーツの、どこが一番魅力的なのか? そこを考えてから施術箇所を相談します。例えば、橋本さんは最近流行の忘れ鼻という、高すぎず大きすぎない鼻が魅力なので、鼻のボリューム感を減らす施術を。佐々木さんの場合は平行二重がすっと美しい目が魅力なので、二重形成術を。石原さんは鼻からあごにかけてのEラインがきれいなので、ヒアルロン酸注入などで横顔のバランス調整をしたり、などです」
――なるほど、特徴を真似するんですね。納得です!
呂「この3人の鼻・目・横顔のパーツはとてもおきれいなので、普遍の人気顔だと思いますね。あとは、コスメの透明感あるCMの印象からか、“綾瀬はるか”さんのような透明感のある肌になりたいという相談も多いです」
――透明感! メイクでは誤魔化せないものですよね。私もなんとかして透明感が欲しいと日々思っています。
呂「スキンケアは定期的にコツコツ行うことが大事。おすすめは、水の力で肌への負担も少なく、毛穴からきれいに洗浄してくれる『ハイドラフェイシャル』、電気の力で普段のスキンケアではできない層まで、ビタミンなどをじっくり入れ込む『エレクトロポレーション』、光の力で肌の色むらや淡いシミ、赤みなどをケアする『フォトフェイシャル』、また角質を優しく取り除くことで肌のターンオーバーを正常に戻す『カーボンピール』などを、悩みによってメニューを複合的に組み合わせて行うのがおすすめです。ビューティーモデルや芸能人に非常に人気が高いこれらの施術は、“一生の定番”としてリピートする方が多いメニューです」
Matt肌を目指すには
――どれも日々気になる部分なので、リピーターが多いというのも納得です。ところで、透明感に加えて、日焼けなどによるシミなどのケア、ホワイトニングなどに効果のある組み合わせなどはありますか? もし私が先生にかかるのなら、Mattさんのようにくすみやシミをすべて払ったような、いわゆるMatt肌を目指したいです!
呂「Mattさんの肌は確かに驚くほどおきれいです。日々のケアとクリニックのケア、インナーケアを頑張れば近づくことはできると思いますよ。例えば、先ほどあげたメニューに加えて、ピコトーニングやピコレーザーなどのシミ対策メニューをまずがつんと行い、ビタミン剤などを定期的にとり体内から肌ケアをし、自分でできることをあげるら、日焼け対策・摩擦対策・乾燥対策、そして最近本当に気を付けてほしいのが、ブルーライト対策を行うこと!」
――日焼け対策は日傘やUVクリームなどで頑張ってましたが、ブルーライトは盲点でした。
呂「スマホやパソコンのブルーライトで気付かないうちに墨を散らしたようなシミシミ肌になって驚いた……最近の美容あるあるです! あなたもシミがほら あそこにもここにも…」
今回お話を伺ったのは……
呂 秀彦(ロ ヒデヒコ)先生。R.O.clinic(アールオークリニック)院長。日本形成外科学会専門医。医学博士。順天堂医学部卒業後、昭和大学形成外科・美容外科、大手美容クリニックを経て2020年R.O.clinic開院。患者一人ひとりに真心と誠意を持って、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの治療が好評。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)に所属。
――というわけで、どこまで「憧れ肌」が目指せるか!? R.O.clinic(アールオークリニック)で体験していきたいと思います!
くすみ・ゴワつき肌に悩む記者が肌の大掃除をしてきた体験レポート
日々、美容記事を執筆する記者にとって、「俳優の○○がすてき」「アイドルの○○がかわいい」というワードは日常茶飯事。
みなさん芸能界入りするくらいだもの、かわいいしおキレイですよね…と思っていましたが、ある日、有名人を褒めるときには、「肌に透明感が…」「くすみがなく…」「くもりのないきれいな肌…」という「美しい肌を表す言葉」がついてくることに気がつきました。
確かに、有名人のみなさんをリアルで拝見すると、顔が小さいとか目が大きいの前に、肌がとにかくキレイ!一般人代表の私が「着古したTシャツ」なら、「一度も袖を通したことのないシルクの布」くらい差があります。
その差はどこにあるのか? また、肌ケア素人でもそんな美肌に近付ける方法はあるのか?
多くの有名人も通うという、表参道R.O.clinicの呂先生にお話を伺いました。
問診の前に洗顔からスタート
問診の前に洗顔し、「VISIA(R)」という、「シミ」「シワ」「毛穴」「色ムラ」「ポルフィリン」「隠れジミ」「メラニンインデックス」「ヘモグロビンインデックス」という、現在の肌コンディションがすべてわかってしまうという機械で撮影します。
これで、現在目に見える悩みと、近い将来発生するであろう肌悩みがあらわになります。
その撮影結果を持って、ドすっぴんの肌を呂先生に診てもらいます。
呂先生(以下呂)「どれどれ…? おや、思ったより肌の状態は悪くないね。でも、全体的にくすんでます! これがお疲れ肌に見える原因かも!」
くすみ!疲れ!そうです。深いシワや濃いシミではない、ぼんやりと全体的にすっきりしない、ざらっと手触りの悪い肌。これが悩みでした。
呂先生「洗顔では落ちない日々の毛穴汚れ、細かいシミ、表情で浮き上がるシワ、そして、肌のターンオーバーが正常に行われていないため角質が剥がれず残ってしまい、それが全体的に肌を曇って見せています。
あとは、おでこや輪郭まわりに、角栓のようなものがぽつぽつっと白ニキビのようにできています。これは『稗粒腫』と呼ばれるできもので、自然に治ったりしません。これが肌に凹凸感を与え、肌の滑らかな印象を奪っています」
確かに、洗顔や化粧品ではケアできない、ゴワゴワ・カサカサ・ザラザラ・ブツブツ感! 自分でもパックをしたり解決法を探しましたが、なぜかすっきりしませんでした。
ということで、できる限り1日できれいになりたい!悩みを解消してくれ、かつ同時施術可能なおすすめ美肌改革メニューを組み合わせてもらいました。
1日できれいに!美肌改革メニュー
まずは、パックや化粧品など、与えるケアの前に、今ある肌汚れを一掃しないと意味がないとのことで、水流の力で肌に負担なく毛穴まできれいにしてくれる『ハイドラジェントル』で肌のお掃除をします。水なのでピリピリ感もなく、寝てしまうくらいの快適さです。
そして次に『トーニング』。施術時間も短く、ダウンタイムの心配も少ない、定番で受ける人も多いというトーニングは、シミやくすみの改善効果が!低出力のレーザーを均一に照射することでメラニン色素を少しずつ分解・排出することができ、肝斑がある方も治療が可能なのだそうです。
これも痛みはほとんどなく、また施術直後から頬の毛穴が目立たなくなったような気もしました。
次にクリニックの女性スタッフにもリピーターが多いという『ジェネシス』。化粧品などではケアしにくい、皮膚の深いところまで到達しアプローチすることができる美肌の決定版レーザーだそうで、皮層のコラーゲン生成が促され、肌のハリやキメを整え、小じわなどを改善、さらに、肌表面の古い角質が取り除かれ、ターンオーバーも促され、結果「くすみのない肌」になるという、1回でさまざまな効果が期待できる多機能レーザーです。
ほわっと温かい感覚で、施術中の不快感もまったくありませんでした。
そして肌に「与える系」施術としてエレクトロポレーションを。エレクトロポレーションとは、皮膚に弱い電圧をかけ、化粧品などを塗っただけでは浸透しない分子が真皮まで入っていき、美容成分がしっかり浸透するという施術。私は「くすみがない肌」が目標なので「美肌」を選びましたが、小じわやエイジングケアなど、自分の悩みに合わせて選べるそうです。
ここから目に見える悩みにダイレクトな効果のあるメニューを行います。まずは眉間・目尻・口角などに、「表情シワ」が「本格的な消えないシワ」になる前に阻止する、『ボトックス注射』を。塗る麻酔をしてから注射するので、少しちくっとする程度で済みました。効果は1、2週間後から出て来るそうです。
次に「シワができかけている部分の凹凸を自然にカバーしましょう」ということで、最近とっても気になっていた口角下のシワに、ボトックス注射とダブルでヒアルロン酸を注入します。皮膚が柔らかい場所なので、粒子が細かく滑らかで自然な仕上がりになる「ボリフト」を使いました。ヒアルロン酸は終わってすぐに変化が見えるので、即悩みが解消されうれしかったです!
最後は白いブツブツの『稗粒腫』をCO2レーザーで、シミをスポットレーザーでダイレクトに消します! これは先生の手作業で、ひとつひとつ確認しながら、しっかり当ててくれるので取り残しもなし。稗粒腫は焼き取る感覚なので肌が少し窪み、シミは焼き消すイメージなので赤くなります。これは1週間ほど塗り薬などを塗り、しっかりケアし、そのあと美白効果のあるクリームでケアします。
また、私はせっかく仕上げた肌を元に戻したくなかったので、翌日から「ヒト臍帯血幹細胞」と「ヒト臍帯幹細胞」培養液をW配合技術で融合させた、年齢肌ケアに特化したコスメ『LATINOU(ラティーヌ)』を使用しました。
角質も落ち、ターンオーバーが回復した肌は、化粧品を与えるのに最適なタイミング。なので、納得いく配合で、かつブルーライト対策もできるなど、自分が欲しい効果を兼ね備えた化粧品でのアフターケアをしっかり行うことで、クリニックで受けたメニューの効果を最大に保てるよう、いつもより念入りにケアしました。もちろん、睡眠時間や日焼け対策などもコツコツ頑張りました。
「赤いぽつぽつが1、2週間残ります」と言われていたので覚悟していましたが、気になったのは当日だけ。個人差はあるかもしれませんが、翌日にはコンシーラーで隠せばOKな程度の肌になりました。
お出かけ時は日焼け対策と化粧品でのカバーをしながら、5日くらいで赤みはほとんど気にならない程度に。また、肌のキメや毛穴が引き締まった感は、翌日鏡を見てすぐに感じることができました!
そして1週間後、ふと気が付くと眉間などのシワがほとんどゼロに! 肌の色ムラもだいぶ改善し、2週間後には肌の凹凸もほとんどなくなり、ファンデーションの色味が一段階明るいものを使うくらい改善しました。また、手を肌に当てても引っ掛かりがなく、ここ数年感じたことのないくらいの滑らか肌を感じることができ、思わず触りまくってしまいました!
化粧品などセルフケアで頑張ってきましたが、やはりクリニックの施術は効果が違います!
イベント前を狙って、スペシャルケアとしてはもちろん、1,2ヶ月ごとに気になるメニューを受けたら、半年後にはかなりの美肌+美白効果を得られるのではないかと思いました。また、クリニックで受けたらおしまいではなく、日々の生活での化粧品や日焼け対策などのアフターフォローをすることで、より理想の肌に近付けると思います。
「なりたい肌」は、クリニックで作れる! 冬は紫外線も少なくケアに向いている季節なので、引き続き頑張りたいと思います。
今回お話を伺ったのは……
呂 秀彦(ロ ヒデヒコ)先生。R.O.clinic(アールオークリニック)院長。日本形成外科学会専門医。医学博士。順天堂医学部卒業後、昭和大学形成外科・美容外科、大手美容クリニックを経て2020年R.O.clinic開院。患者一人ひとりに真心と誠意を持って、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの治療が好評。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)に所属。