草笛光子

「6月末に封切りされた草笛光子さん主演の映画『九十歳。何がめでたい』が、興行収入10億円を超える異例のロングヒットを記録しています。10月に入っても日本各地で上映が続いています」(配給会社関係者)

 原作は、発行部数180万部を突破した佐藤愛子氏の大ヒットエッセイ。映画は断筆した90歳の女性作家が再び筆を執って、エッセイを完成させていくというストーリー。草笛自身も役の設定と同様に90歳を迎えており“国内最高齢の主演女優”という記録を更新している。

 卒寿を迎えても現役女優として活動し続ける草笛だが、そのウラには、とある“秘訣”があるようで─。

草笛さんは数年前から、知り合いが飼っているゴールデンレトリバーのサヴィくんに夢中なんです。周囲にも“ひと目惚れしたボーイフレンド”とうれしそうに話しており、最近も一緒に過ごすなどして“ラブラブ”なんだとか」(近所に住む女性)

 9月下旬、都内の某商店街で飼い主と一緒に散歩をするサヴィくんを目撃。取材を申し込むと、飼い主が草笛とのなれ初めを明かしてくれた。

サヴィくんに会うために“待ち伏せ”

「5年ほど前、サヴィとの散歩中に草笛さんから声をかけていただき、かわいがってもらったのがきっかけです。それから頻繁に道端でお会いするようになりました」

 いつもほぼ同じ時間に同じルートで散歩しているため、たまたま草笛と会っていると思っていた飼い主だが、あとになって意外な真相が判明。

草笛さんはサヴィに会う目的で外へ出て、散歩ルートで待ってくださっていたんです。それでは申し訳ないので、お互いの携帯番号を交換して、あらかじめ散歩の時間と待ち合わせ場所を設けるようになり、定期的にお会いする関係になったんです」(サヴィくんの飼い主、以下同)

保護犬だったサヴィくん。正確な年齢は不明だが、およそ11歳とのこと

 連絡先を交換してからは、より親密な関係を築くことになった。

夏の時季は散歩ではなく、草笛さんのご自宅まで遊びに行ったりしています。いつもサヴィのために、ゆでたササミを用意してくださったり、非常にかわいがってもらっています

映画デビューも飾ったサヴィくん

 草笛が出演するテレビ番組でも紹介されるようになったサヴィくんはなんと、『九十歳。何がめでたい』にもゲスト出演したというのだ。

「ある日、草笛さんから“サヴィちゃんと一緒に映画のロケ現場に見学に来ませんか”とお誘いを受けまして。当日伺ったら、草笛さんの計らいなのか映画のスタッフさんから“映画のワンシーンに出演してもらえませんか?”と打診があって。最終的に映画の冒頭、タイトルが出る直前に私とサヴィが出演することになったんです(笑)」

 草笛は大の犬好きで、以前は自身もゴールデンレトリバーを飼っていたが、2018年ごろ亡くした。それからは、年齢を考慮して犬を飼うのはやめたという。

「サヴィも草笛さんに遊んでもらっていつも喜んでいます。最近は涼しくなったので、また草笛さんと一緒に散歩できるかと」

 草笛がいつまでも若々しいのは、かわいらしい“恋人”の存在が大きいようだ。