大谷翔平と妻の真美子さん(ドジャース夫人会の公式インスタグラムより)

 毎朝の“大活躍”報道、もはやすごすぎて意味がわからないレベルの大谷翔平(30)。前人未到の“50・50”を達成し、なお記録を伸ばしている。

「大谷選手だけでなく、妻である真美子夫人もその一挙手一投足がメディアに追われています。結婚当初からセレブなアスリートの妻らしくない、自然体なファッションが好感を持たれていました。最近では8月の愛犬デコピンが出場した始球式を現地で観戦。そのときのパーカにジーンズというおしゃれ着とは程遠いカジュアルなスタイルが“『しまむら』すぎる”と話題になりました」(スタイリスト、以下同)

デコピン始球式での真美子さん。ほぼノーメイクでこのビジュアル!(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 真美子夫人の“しまむら感”に対する声は、揶揄するようなものではなく、好感を抱く人がほとんどだった。

「その日の真美子夫人は当然、夫そしてデコピンの応援で球場を訪れていたわけですが、別の“応援”の意味もあって。というのも、真美子夫人がこの日着ていたこげ茶色のパーカは、彼女の兄であり、ラグビー選手の田中真一さんが運営しているブランドのもの。以前より真美子夫人は兄のブランドのモデルを務めるなど、活動に協力していますね」

 そのブランド名は『BRAH▼』。アスリートらしく、「身体の大きい人でもゆったりとおしゃれに着こなせるように」ということをコンセプトにしている。ちなみにBRAHはハワイ語でブラザー(兄弟)の意味だ。

モデルにドジャースのキャップ

「大谷選手のファッションにも目を向けられていて、球場入り時の格好がSNSで話題になります。“全身ブランドもの”ではありますが、そのすべてが広告に出演している“スポンサー”のアイテムだった。大谷選手が着れば注目を集めて万々歳ですから、すべてスポンサーが提供したものでしょう。夫婦そろって変に自分を着飾るようなことをしない点もお似合いといったところでしょうか」

 これまでも“真美子夫人着用”の服やバッグが売り切れるということがあったが、兄ブランドのパーカも現在はソールドアウトに。

「ただ、『BRAH▼』では今年夏から販売したTシャツがあるのですが、その商品写真でモデルの女性に『ドジャース』のキャップをかぶせていて……。それはちょっと、いかがなものかと」

『BRAH▼』で2024年夏から販売しているTシャツの商品写真では、モデルの女性に『ドジャース』のキャップをかぶせている(ブランド公式インスタグラムより)

 “ドジャースな写真”の撮影場所は、ドジャーブルー、とはいかないまでも海岸で。

「他意はないと思いますし、あったとしてもそれは“応援”の意かもしれません。ただ、“義弟を利用”とも捉えられかねない。大谷選手が着用すれば、それは大プロモーションになりますが、失礼ながらほぼ無名なブランドが義弟所属のドジャースを匂わすように使うのは、便乗している印象を持ってしまいますね」

 くだんのTシャツは以下の文字がプリントされている。『I am lucky and blessed.』(「私は幸運で恵まれている」)。そういえば“彼”の力(金)を利用して幸せをつかもうとした者もいたが……。