Novelbrightの公式HPより

 若者を中心に人気を集める5人組ロックバンド・Novelbrightのボーカルである竹中雄大が、10月8日にインスタグラムでライブ配信を実施。コンサートを中断した際の心境を語ったが、ファンから「それは言っちゃダメでしょ」などと批判を浴びる、問題発言が飛び出した。

 2019年に行った“路上ライブツアー”の模様がSNSで拡散され、一躍注目を浴びたNovelbright。翌20年にメジャーデビューを果たし、22年には日本武道館でのワンマンライブを成功させた。今年は4月から全国ツアーを行っており、振替公演も含めて11月まで続く予定だ。

体調不良のファンが続出してライブ中に3回中断

「今月の5日と6日には兵庫・姫路城三の丸広場の野外特設会場にて、約3万人動員のコンサートを開催。一部、着席指定の客席もありましたが、お客さんのほとんどがスタンディングで参加していました。ステージの後ろには、ライトアップされた姫路城がそびえ立っていて、豪華な会場でしたよ。

 でも、開催直前には竹中さんがSNSにて、両日ともチケットが売れ残っていると赤裸々に告白。『発信すること自体悔しいし絶対にしたくなかったけどどうしても諦めきれなくて』『パンパンの会場でライブがしたい』などと、熱い思いをつづっていました」(音楽ライター)

 竹中の投稿を受けて、Novelbrightのファンたちが「初めての人でも絶対楽しめます!」「迷ってるならぜひ来てほしい。一人参戦でも大丈夫ですよ」などと参加を呼びかけて話題になった。その甲斐あってか、5日のチケットは無事に完売している。

「一方、6日の公演では客席から体調不良者が相次ぎ、3回ほど一時的に中断する場面がありました。竹中さんは公演終了後、インスタライブでこの件について言及。観客が倒れた際、ファンがメンバーにアクションを送って知らせたといい、『止めたほうがいいな』と判断し、中断に至ったそうです。ただ、いろいろなグループが立ち替わり出演する音楽フェスではないので、ファンも会場スタッフに伝えればよかったという意見も出ていました」(前出・音楽ライター)

「さすがにこれは言っちゃダメだった」

 竹中は続けて、「セットリストとか演出とかも流れを大切にして、気持ちでライブやってるんで、正直、中断したくない」とコメント。

「もちろん安全が大事」とフォローしたものの、「しこりが残った感じがあった。完全燃焼しきれなかったというか」などと、やりきれない思いを口にしていた。

「一連の発言について、理解や共感を示すファンもいますが、手厳しい意見も多いです。ネット上には『こんなこと言ったら倒れた人が責任感じちゃう。気の毒だよ』『すでに申し訳ない気持ちでいっぱいだろうに、追い打ちをかけないでほしい』『ライブを止めたくない気持ちもわかるけど、さすがにこれは言っちゃダメだった』などと、竹中さんの発言に疑問を抱くファンの声が続出しました」(スポーツ紙記者)

姫路城で行われたNovelbrightのコンサート風景(Novelbrightの公式インスタグラムより)

 とはいえ、この事象を受けて具合を悪くした当事者への配慮を口にし、スタッフ配置などの改善策や、よりよい環境づくりを提案していた。

 竹中といえば、その正直すぎる発言でたびたび“ボヤ騒ぎ”を起こしている。今年3月には、音楽フェスに出演した際に目撃した観客に物申したが、世間から猛反発を浴びていた。

「Novelbrightのパフォーマンス中に『ずっと下向いて携帯触って』いる女性を見たと、竹中さんが自身のXに投稿したんです。『シンプルにムカついた』と怒りつつ、『僕の実力不足なのかも』と反省もしていました。しかし、これがネット上で物議を醸し、『知らないバンドのことなんか誰も見ませんよ』『盛り上げられなかった自分のせいでしょ? 自業自得』『金払ってる客に文句言うな』などとブーイングを食らっていました」(前出・スポーツ紙記者)

 悔しさを包み隠さず発信する竹中が、Novelbrightの音楽性に良い影響を与えてくれるよう願うばかりだ。