Aマッソの加納

 10月12日、コント日本一を決める大会『キングオブコント』の決勝が行われた。一方で、漫才の日本一を決める『M-1グランプリ』の予選も着々と進められている。

「現在は、2回戦の真っ最中です。今大会は、2023年に優勝を果たした『令和ロマン』が再び出場することでも注目を集めています。1回戦はシード権で通過していましたが、いよいよ2回戦から前回王者も参戦します」(お笑いライター、以下同)

 過去最多の1万330組がエントリーしており、混戦が予想される今大会。しかし、とある実力派コンビが出場していないという。

「Aマッソが今大会に出場していないのです。結成以来、2019年を除いて毎回出場しており、2度の準決勝進出経験もあります。M-1は結成15年以内という出場条件があるのですが、Aマッソは2010年に結成しており、2025年の大会が“ラストイヤー”となります。そんなタイミングで出場しないのは、少々不思議ですよね」

M-1不出場のワケ

 お笑いファンの間でも疑問を持たれているようで、ネット上では、

《そういえばAマッソM-1でないの》
《今年のM-1に
Aマッソ出ないの?》
《M-1 
Aマッソ出ないの なんで、、》

 といった投稿もチラホラ。

「AマッソがM-1に出場しない理由として、お笑い業界の関係者の間では“フワちゃん騒動”の影響を疑う声があります。8月4日にフワちゃんが、やす子さんのXの投稿を引用して不適切な発言をしたことで、そのまま活動休止になるという騒動がありました」(スポーツ紙記者、以下同)

 問題の投稿をした際、フワちゃんはAマッソの加納トンツカタン森本晋太郎と3人で旅行をしており、

「不適切発言には、Aマッソの加納さんも関わっていたとも報じられています。そのことについて加納さん自身は沈黙を貫いており、報道の影響が残るうちは、賞レースに出場したとしても視聴者が素直に笑えないのではないかと囁かれているのです

 そこで、なぜ今年のM-1にAマッソが出場しないのか、所属事務所に聞くと、

「単独ライブや書籍、脚本や舞台といった幅広い活動をしていくために、今年のはじめから出場しないことを決めておりました」

 とのこと。加納は2019年の賞レース不出場について、《賞レースに囚われないいろいろな面白さを若手のうちから作ってもいいのにな》(『現代ビジネス』2024年1月13日付)

 と語っていた。

 M-1に出場しない、という美学を貫いているようだ。