10月15日、NHKが旧ジャニーズタレントの起用を再開すると報じた。
「NHKは、2023年に表面化した旧ジャニーズ事務所の故・ジャニー喜多川氏による性加害問題によって、旧ジャニーズタレントの起用を見合わせていました。そのため、2023年末の『紅白歌合戦』には、旧ジャニーズからの出演はゼロに。起用再開の条件は“被害者への補償”と“再発防止の取り組み”とされていました」(スポーツ紙記者、以下同)
旧ジャニーズ不在の紅白
夏ごろからNHKとSTARTO ENTERTAINMENTの間で話し合いが行われていたという。
「このタイミングでの起用再開は、やはり紅白が大きく関係していると思われます。2023年の紅白では、K-POPグループなど13組が初出場となりましたが、旧ジャニーズの不在は賛否両論に。物足りなさを感じた視聴者も多かったようです」
10月1日発売の『週刊女性』でも、この“雪解け”によってSnow Manの出場が有力視されていることを報じていた。
ファンにとっては、さぞうれしいニュースかと思いきや、
《紅白の視聴率のためなんだろ?》
《紅白だけ出てくださいとか都合良すぎる》
《今更起用再開って言われても嫌なんだよね》
《紅白出禁にしたら視聴率やばかったから解禁にしたんだろ?》
などと、SNS上では批判の声も。
「“紅白のため”と受け取られてしまったことが影響しているのではないでしょうか。特に“ジュニア”のファンからの反発が大きいようです」(アイドル誌ライター、以下同)
いったい、なぜか。
「人気メンバーの退所が相次いでいるからだと思われます。10月1日にHiHi Jetsの高橋優斗さんが退所。11月1日には美 少年の金指一世さんも退所が控えています。どちらも突然の発表で、グループとしての“最後のパフォーマンス”がなかったのです」
『ザ少年倶楽部』の終了
NHKでは、性加害問題が表面化するまで、ジュニアを中心にパフォーマンスを披露する『ザ少年倶楽部』(通称、少クラ)という番組が放送されていた。
「番組が終了しなければ、このように退所するジュニアの最後のパフォーマンスを見ることができたかもしれないし、ジュニアの成長を見守ることができたと考えるファンが多い。ジュニアにとって大切な番組をなくしておいて、紅白ではSTARTO社のタレントが利用されていると感じて、納得できないのでは」
実際、ファンによるSNSでの声を見ると、
《むかつくけど紅白だけ出てとか無いよ…とりあえず少クラ返して》
《紅白はもう出なくていいから、少クラとかNHKでやってた前番組を返してほしい》
《まじで紅白より少クラ返してください》
《紅白より少クラ復活求めているんですけど》
《正直紅白はどうでもよくて、少クラ早く戻ってきてくれ》
と、“少クラ返せ!”の大合唱となっている。
「さらに今後、グループを脱退する新たなメンバーがいるとも噂され、“関東ジュニアグループの再編”も囁かれており、ファンは戦々恐々としています。混沌とした状況で“都合よく使われる”と捉えられるような起用の仕方では、よい印象にならないのは当然でしょう」(前出・アイドル誌ライター)
中途半端な起用再開では、ファンと視聴者の理解を得ることは難しそうだ。