橋本環奈

 橋本環奈がヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『おむすび』の視聴率が苦境下にあると伝えられている。10月17日放送の第14回の視聴率14.1%と、第11回の12.6%からは持ち直したものの、平均16.9%で終えた伊藤沙莉主演の『虎に翼』と比較すると物足りなさは否めない。

 日本初の女性弁護士の物語を描いた重厚感ある前作に比べ、“平成ギャル”を中心にした話が進んでいる今作だけに、早々に違和感を覚えて“ドロップアウト”する視聴者も少なくはなかったのだろう。

 そんな不調ぶりに追い打ちをかけるように、25歳で高校生役を演じる橋本にも“違和感”を覚える視聴者もいたようだ。

《あのー高校生役の橋本環奈の声が酒焼けしてませんかね……》

《今朝の朝ドラは橋本環奈ちゃんの声がかすれてました 前日爆飲みしたかな!?》

《ハシカンさぁだから酒飲むなってんべ? おめぇ飲み過ぎて目ぇ窪んでクマになっとるし声も嗄れよぉが》

 テレビを通して聞こえる“橋本の声がかすれている”、“高校生役なのに酒焼けしている”との指摘ーー。

有吉もドン引きした“橋本の飲みっぷり”

 2019年2月30日に20歳の誕生日を迎えた橋本が、初めて口にしたお酒は高級シャンパン『ドン・ペリニヨン』であることは有名な話だが、以後も彼女の周囲から漏れ聞こえてきたのが“酒豪”伝説。

 プライベートもさることながら、2022年8月放送の『櫻井・有吉THE夜会』に出演した際、“夏グルメ”をつまみに自らビールサーバーを巧みに操ってはグビグビとグラスを空け続ける橋本の姿も映し出された。

 あまりの飲みっぷりに「女優さんがテレビでこんなに飲むの見たことない」と、MCの有吉弘行をドン引きさせたものだった。

 そして国民的ドラマともいうべき、その期待とプレッシャーを全て請け負う朝ドラのヒロインだ。2012年の朝ドラ『純と愛』でヒロインを務めた夏菜は、当時の撮影期間を『ダウンタウンなう』(フジテレビ系、2017年6月放送)で振り返り、

「このときはマジで毎日酒まみれ。毎日飲んでいたから鼻声になったりして怒られたけど、飲まなきゃやってられなかった」

 当日の撮影に支障をきたすほどの酒量を口にしていたことを告白。それだけに苦戦が伝えられる『おむすび』のヒロインで、それ以外の仕事でも多忙を極める橋本にも“酒まみれ”が懸念されているわけか。

橋本の声は「酒焼けではなく“地声”」

「そもそも橋本は、酒焼けではなく“地声”ですから」と、苦笑いを浮かべるのは老舗芸能プロダクション幹部。

 “1000年に1人の美少女”として注目された、アイドルグループ『Rev. from DVL』時代からチャームポイントとして広く知られた橋本のハスキーボイス。そのギャップに魅力を感じるファンも多いようだ。

「もしかしたら視聴者の中には、彼女の元々の声質を知らない方もいたのでは? 今は良い数字とは言えないだけに、余計に“粗探し”をされてしまったのでしょう。

 ただ本人も、制作陣も心配していませんよ。今は“ギャル”ばかりが目立っていますが、神戸に帰って専門学校で栄養と食に向き合い、成長していくヒロインの姿が描かれていきます。自ずと視聴率も上向きになっていくと思いますよ」

 当時の平成ギャルだった女性の多くが40代、50代に差し掛かかり、自身が年頃の娘を持つ世代になっている。そして2024年の『Z世代人気タレントランキング』(ビデオリサーチ社調べ)で1位を獲得している橋本。

 “結び”には親と子の両世代でで楽しめた朝ドラ、と評価されるだろうか。