《月9にいつか出られる日が来るといいなと思っていたのですが、まさかこんなに早く、しかも主演で出させていただけるとは思っていませんでした》
フジテレビのホームページ内で、そう意気込みを語っていたのは、放送中のドラマ『嘘解きレトリック』で主人公・祝左右馬役を演じている鈴鹿央士。
「鈴鹿さんと松本穂香さんのダブル主演で、都戸利津さんの同名漫画が原作。鈴鹿さん演じる借金まみれの貧乏探偵と、松本さん演じる嘘を聞き分ける能力を持つヒロインの異色コンビが難事件を解決していく物語です。舞台は昭和初期という設定で、人気ドラマ『ガリレオ』シリーズの演出家とプロデューサーという豪華なスタッフたちを迎え、原作さながらの世界観を作り込むなど、業界内の評価も上々なんです」(芸能プロ関係者、以下同)
ネット上では、
《このコンビなんか癒されるんだよな~。とてもお似合い》
と、ダブル主演の2人を称賛する声が上がる一方で、
《こんなセットを組めるのもすごいし、シナリオも素晴らしい》
《原作に忠実な部分とドラマ独自のおもしろさが混在していて、とても上手だと思う》
など、制作陣の尽力に目を向ける視聴者も多いようだ。
「鈴鹿さんは2018年に芸能界入り。広瀬すずさん主演の映画に生徒役のエキストラとして参加し、そこで現在所属している事務所のマネージャーから声をかけられたんです。その後は、2021年に日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系)、2022年には社会現象となった『silent』(フジテレビ系)など、数々の話題のドラマに出演。徐々に注目を浴び、ついに目標だった月9の主演に抜擢されました」
元は有名俳優2人が主演の枠だった
月9の撮影現場では大御所スタッフに囲まれ、鈴鹿の熱も高まっているという。
「演出担当から細かい指示が飛んだり、撮影時間のギリギリまで監督が自ら台本に手を入れるなど、ベテラン制作陣を筆頭に、作品作りにそうとう力が入っているそうです」(制作会社関係者、以下同)
一方、今回の月9には“ドタバタな舞台裏”があったという。
「実はこの枠、何か月も前から別の有名俳優2人のタッグが内定していたんです。しかし、企画内容やスケジュールの関係で折り合いがつかず……。フジテレビ側と何度も話し合いを重ねた結果、頓挫してしまいました。
その後、制作日程が迫る中、新たなキャストとして白羽の矢が立ったのが鈴鹿さんと松本さん。企画内容に関しては、プロデューサーが原作のファンだったこともあり、急きょ決まったそうです。現場は当然、ドタバタしていますが、鈴鹿さんが座長として引っ張っていて、現場の雰囲気はとてもいいみたいですよ」
現場のトラブルは、主人公さながら鈴鹿が解決してくれるはず!