タレントでファッション評論家だったピーコさんが、9月3日に亡くなっていた。
「9月8日に営まれた密葬には、双子の弟で、かつて“おすぎとピーコ”の相方だったおすぎさんが喪主でしたが、参列しなかったようです。親族の姿はなく、参列者は4人という寂しい葬儀だったと報じられています」(スポーツ紙記者、以下同)
2021年ごろから認知症の症状がみられるようになったという、おすぎ。当時は福岡に住んでいた彼を、横浜の自宅マンションで暮らしていたピーコさんが呼び寄せて、兄弟での同居が始まった。
「同居といっても“老老介護”で、一緒に住んだのは3か月ほど。ピーコさんのイライラが募り、兄弟ゲンカが絶えなかったのです。
2022年におすぎさんは横浜市内の老人養護施設に入所。その後、ピーコさんも認知症が進み、近所のスーパーで万引きして現行犯逮捕される騒ぎを起こし、おすぎさんとは別の施設で暮らすことになりました」
横浜のマンションの近隣住人によると、兄弟が住んでいた部屋は2023年に不動産業者が買い取り、最近になって入居者が決まったという。
ピーコさんも“面会”に来ていたが
その後のおすぎは神奈川県郊外にあるグループホームに転居し、ほかの認知症患者と共同生活を送っていたという。
「おすぎさんは1年ぐらいはいたかな。当初はけっこうしっかりしていて、芸能界の裏話もしてくれました。でも、突っ込んで聞くと“これから先はダメ、教えられな~い”なんて会話もしていました。ピーコさんも会いに来ていましたが、次第に来なくなって。おすぎさんは、だんだん元気がなくなりました」(グループホーム入居者の親族)
現在のおすぎは、この施設をすでに離れている。
「昨年、神奈川県内の山間にある温泉施設に転居しました。昔から仕事で兄弟と付き合いのあった男性が、今はおすぎさんの世話をしています。おすぎさんが福岡にいたころ、横浜のマンションをこの男性が兄弟の代わりに管理していました」(おすぎの知人)
かつて、おすぎとピーコのマネージャーだった人物にも話を聞いた。
おすぎを“お世話”する男性との関係
「たしかに、おすぎは今、神奈川県の温泉地にある施設で、落ち着いて静かに暮らしています」
最後に会ったのは、2023年末だったという。
「認知症が進んでいて、会ったときも私のことが誰だかわからないようでした。身寄りがないので、財産のことは法定後見人が決めることになると思います」(マネージャー、以下同)
現在の世話をしている男性についても、
「おすぎは彼のことも誰だかわかっていないようです。ただ、彼は恋人ではありません。おすぎもピーコも、男性が好きな人はタイプではありません。だから、好きな男性とは恋人関係になれないのです」
信頼する人に世話をしてもらい、心穏やかに老後を過ごしてほしい。