《皆様から大変力強いご支援を賜り、10期目の当選を果たすことができました》
10月27日に投開票が行われた衆院選で、安定の当選を果たしたことを自身のXで報告した菅義偉(すが・よしひで)元首相(75)。
「引退したほうがいいよ…」
「首相時代は、かねてから掲げていた公約の携帯料金引き下げを実行。その結果、現在の日本は世界で2番目に通信料金が安い国となりました。1年ほどで首相退陣となった菅氏でしたが、物価が高騰する今“本当に庶民に寄り添った政策を実行してくれたのは菅さんだ”という再評価の声もあがっています」(全国紙政治部記者)
しかし、選挙前から菅氏を不安視する声があがっていた。
さかのぼること9月30日、自民党本部で開かれた新役員共同記者会見では、その虚ろな表情に健康状態を心配する声が寄せられ、Xでは一時《#菅さん大丈夫か》がトレンド入り。そうした声は、選挙期間に入ってからも拡大した。
「菅氏は自民党候補者の応援演説のため、全国各地を飛び回りました。行く先々で集まった地元住民とグータッチするのですが、その手が胸の高さにすら上がらず、足取りもフラフラとしておぼつかない。あまりの憔悴ぶりに居合わせた人が“本当に大丈夫ですか?”と思わず声をかける場面もありました」(地方紙記者、以下同)
もう休んでください
SNSに拡散されている近影も話題になった。
「選挙期間中の10月19日、秋田1区から立候補した自民党の冨樫博之氏の応援に駆けつけた菅氏の映像がネットで拡散しています。秘書と思われるスーツ姿の男性が、菅氏の乱れた寂しい髪をクシで丁寧にとかしているのですが、そのときの菅氏は棒のように立ったまま、目線は一点を凝視。まるで“電源が切れたアンドロイドのようだ”といった指摘がされているのです」
SNSでは、
《こんな状態で国会議員できるの?》
《もう休んでください》
《引退したほうがいいよ…》
といったコメントも寄せられた。当選して以降も心配の声は止まらない。
「開票日には、自民党本部に立候補者の名前が書かれたボードが設置され、当選者の名前の上にバラの花がつけられます。党本部で当選の一報を受けた菅氏は、自らバラをつけようとしますが、一向に自分の名前を見つけられず……。見かねた石破総理が場所を教えて、ようやくバラをつけられたのですが、そのときも足元はフラフラで。近ごろずっとこんな調子ですから“本当に副総裁が務まるのか”といった指摘もされています」
自民党と公明党の与党議席数が計215議席と、過半数を下回った今回の選挙。自民党は今後、厳しい政権運営が強いられるが、菅氏は副総裁として、この難局を乗り越えられるのか。