芸能人の子ども、つまり“二世”ともなると、いろいろ周囲の目を気にすることもあるという。明石家さんま、大竹しのぶという大御所を両親に持つIMALUは、子ども心にどんなことを思っていたのだろうか?
「私としてはいいことのほうが多かったと感じています。忙しかった親の代わりに祖母と住んでいたり、母のマネジャーさんが遊びに連れていってくれたりと、両親だけじゃなく、周りの人も“親”として育ててくれた。そんなふうに、小さなときからべったり過ごしてないからか、いまも私たち家族は全員が個人プレー。決して仲が悪いわけではないけど1から10まですべて話すわけでもないですね?。親のことは、実際の会話じゃなくネットニュースで情報を知ることも多い(笑い)。
でも、私は15歳からカナダに留学して思春期を一緒に過ごしていないからか、恋愛のことは言いづらくて。初めてボーイフレンドができたときも、超恥ずかしかったけど、勇気を出して母に国際電話で伝えました。手が震えるほど緊張したけど、「言っておいたほうがいいかな」と思って。すると母が「なんとなくそうじゃないかと思ってた」と言ったんです。やっぱり親だから、電話だけでも私の雰囲気で気づいたのかな。
父に関する報道は、見てビックリすることがあるけど(笑い)、別にそれについて本人に何かを言うことはないですね?。家族はみんな、お互いを心配しているけど干渉はしないっていう感じで。
ただ最近、私はツイッターをやっているんですが、それを見た母に「大阪行ったの?」とか「あの写真、可愛かったね」と言われることが意外とストレスです(笑い)。前に1度、「ツイッターで見た」と言われ、「え、見てんだ……」とちょっとだけイヤな気持ちになったのですが、「見ないで」とも言えないし、言っても見るだろうし(笑い)、さすがに非公開にするわけにもいかないし……。言ってもないのに知られているって感じがイヤなのかな。どうすればいいんですかね。現代的な悩みですよね、コレって。
でも、母親に対して言えないホンネはそれくらい。あとは文句はまったくないので、いい関係を保てていると思っています」