11月17日に日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)の第4話が放送された。
「戦後の長崎県の端島(はしま)と、現代の東京を舞台にした物語で、第4話では1958年の端島を舞台に、原子爆弾の被爆者や空襲で子どもを亡くした家族といった戦争の“犠牲者”が描かれた“神回”だと話題になりました」(テレビ誌ライター)
ドラマの終盤では、主人公の鉄平役を演じる神木隆之介のモノローグで平和への祈りが語られた。放送後にSNS上では、
《最後の鉄平のモノローグ、絶対に忘れてはいけない。ものすごい第4話だった》
《原爆と戦争に言及する鉄平(神木隆之介)のモノローグを聴くだけでも観る価値がある回だったと思う》
と絶賛されていたのだが、一方で、
《あれ端島でネッククーラー? リング? してる子おらんかった? 見間違い? 現代?》
《今日の海に眠るダイヤモンド、時代間違えて端島でネッククーラーつけてる子いなかった?》
《あの時代に絶対あり得ないよね》
といった指摘が……。
「端島で“精霊流し”の準備が進められて、神木さんが小走りでその場所に向かうシーンの左側にいる少年が、ネッククーラーのようなものを首につけていたんです」(前出・テレビ誌ライター、以下同)
ご存じのとおり、ネッククーラーはここ最近の熱中症対策として定着しているアイテム。
「1958年には当然、そんなものはなかったはずです。“タイムスリップ”の伏線……ではなく、おそらくエキストラの少年が外し忘れてしまったのではないでしょうか。せっかく“神回”と言われた第4話だっただけに、こうした違和感はもったいないですよね」
そこで、この少年がつけていたものは、やはり“ネッククーラー”だったのか、放送翌日にTBSに問い合わせてみたが、返答はなかった。
ところが、放送から2日後の11月19日にU-NEXTで見逃し配信を確認すると、該当のシーンで神木の左側にいた少年の姿が消えていた。どうやら、しれっと映像を差し替えたようだ。
ネッククーラーの真相は、“海に眠る”シーンとなった――。