今年春にYouTubeでセルフカバー映像と音源を配信、7月の誕生日にはファンの前でステージに立つなど、本格的な活動再開が期待される中森明菜(59)。
10月にNHK総合の『The Covers 「中森明菜ナイト!」』で、明菜本人のスペシャルメッセージが公開。11月にはNHK BSで過去のライブ映像なども放送され、10年ぶりとなる『NHK紅白歌合戦』出場への“匂わせ”とみられたが─。
「録画でもいいから観たい」
11月19日に『紅白』の出場者が発表されるも、中森明菜の名前はなし。しかし、同じ日に香取慎吾と初めてコラボすることが発表され、世間を驚かせた。香取の3rdアルバム『Circus Funk』の中に、1988年に大ヒットした明菜の曲『TATTOO』のカバー&コラボ曲が収録されるという。
《紅白の舞台で香取慎吾×中森明菜で歌って踊る圧巻のステージが見たい!》
《NHK紅白の特別枠で録画でもいいから観たいわ♪》
《紅白歌合戦 中森明菜と慎吾ちゃんで『TATTOO』歌えば絶対視聴率とれるのになぁ》
ネット上ではこのように、香取と明菜の『紅白』出場を望む声が聞こえる。
「明菜さんの出場には特別枠の可能性があります。NHKの戦略として、一度にすべての出演者は発表せずに、特別枠の出演者を小出しにしていきます。また、このタイミングで香取さんとのコラボを発表したのは『紅白』を意識したのかもしれません。話が進行中のような気がします」と語るのは芸能評論家の宝泉薫さん。昨年の特別枠の発表は、11月末、12月中旬、最終は12月29日と3度に分けて行われた。
視聴率への期待は
「本番まで1か月以上ある今回の出場者発表では、出さないほうがよかったと思います。明菜さん自身も緊張感を保つのが大変でしょうし、NHKは大みそかまで話題を引っ張り続ける必要があるので、12月の特別枠発表で名前を出したいのでは」(宝泉さん、以下同)
ただ、明菜自身は『紅白』へのモチベーションは高くないのでは、という見方も。
「10年前にスペシャルゲストとして出たときに、ニューヨークのレコーディングスタジオと中継で『Rojo ―Tierra―』を歌いましたが、評判はよくありませんでした。『なんで中継だったんだろう』『前に撮って流したんじゃないの』と言われてしまったんです。中継の形でしか出られないなら、本人は消極的になると考えられます。『紅白』に出ないとしたら、明菜さん側の事情かなと思います」
今年出なかったとして、来年以降に出る可能性は?
「あると思います。ただ、体調が劇的によくならないと難しいでしょう。今年はファンクラブ限定でライブを行いましたが、狭い場所で温かいファンがいる場所でやるのと、いろいろなアーティストのファンがいる中で歌うのはまったく違う。『紅白』のハードルの高さを跳び越えるには、中継などの選択も模索したうえで、やるならむしろ今年だと思います」
明菜が出れば、視聴率や話題性アップになるか。
「視聴率や話題性は期待できると思いますよ。たとえ中継であっても、歌手別視聴率は上がるでしょう。ファンも熱い人が多いですが、今の彼女がどうなっているんだろうと興味のある人も多いので、幅広く見てもらえるのでは」
最強のアイドルで歌謡界の女王と呼ばれた歌姫の姿を『紅白』でぜひ見たい。