テレビ朝日系で、来年1月クールに放送されるドラマに出演する鈴木保奈美。地上波ドラマでは33年ぶりに唐沢寿明との共演を果たす。
「2人は、1992年に放送されたフジテレビ系のドラマ『愛という名のもとに』で共演。恋人同士の役で、江口洋介さんや中野英雄さんも出演していました。大学のボート部で青春時代を過ごした男女7人が、卒業から3年後に再会。理想と現実の差に悩む姿を描いた物語で、平均視聴率24・5%を記録する大ヒットドラマに。鈴木さんと唐沢さんの地上波ドラマの共演は、このとき以来です」(テレビ局関係者)
今回、2人が共演するドラマのタイトルは『プライベートバンカー』。唐沢が主演を務めて、主人公を手助けするのが鈴木の役どころになるようだ。
「プライベートバンカーとは金融のプロとして、顧客に寄り添う“金庫番”となって資産管理や運用を提案したり、相続の問題を解決したりする仕事です。保奈美さんは、親から継いだ和菓子店を失いそうになるところを唐沢さん演じる主人公に救われ、そこから唐沢さんの仕事の手伝いをするという役を演じるようです」(テレビ朝日関係者)
茅ヶ崎市にあった実家の引っ越し
ドラマ出演を前に、昨年から実家の断捨離をしていると自身のインスタグラムに投稿していた鈴木。それには、ある理由があったようだ。
「神奈川県の茅ヶ崎市にあった実家が引っ越しをしたんです。保奈美さんは同居していませんが、毎週のように通って片づけをしていたみたい。実家の引っ越し先は、同じ茅ヶ崎ですが、山の上から、海の見える場所へと移ったそう。保奈美さんのお母さんは近所付き合いもよくて、自治会の集まりにもよく顔を出していました。引っ越すときには、近所に挨拶して回っていましたね」(鈴木の知人、以下同)
茅ヶ崎から離れずとも30年、家族を守ってきた一軒家を手放すことに。その家には、亡き父との思い出もあった。
高齢母への感謝のプレゼント
「保奈美さんの実家では、毎年夏になるとバーベキューが行われていました。最初は20人くらいでしたが、年々、人が増えていき、100人くらい集まったことも。保奈美さんのお父さんの告別式には300人くらいが参列して、葬儀社の人も驚いていました。親子そろって人をひきつけるものがあったのでしょうね」
そんな実家からの引っ越しを決断したのは、鈴木なりの思いがあったのかもしれない。
「お母さんも高齢になってきて、山の上よりは何かと便利な平地の住宅街で過ごしてほしいというのが保奈美さんにもあったのだと思います。お母さんは、お父さんが体調を崩してから車の免許を取り、働きにも出て家族を支えてきました。もしかしたら感謝の気持ちを込めて、保奈美さんからのプレゼントなのかも」
家族に寄り添う指南役には、すでになっていた。