部屋干しのときは、扇風機やサーキュレーターを使って風をあてるのがおすすめ。エアコンの暖房を使用する際は、風が届きやすい位置に干して(画像提供、ライオン(株))※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!洗濯物を干す時間を短くするプロの技は?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.冬は洗濯物が乾きにくい!干す時間を短くするプロの技は?

A.洗濯物を干すときに「アーチ干し」にすると、乾きやすくなります。(ライオン(株)お洗濯マイスター 大貫和泉さん)

 日照時間が短く、洗濯物が乾きにくい冬。せっかく干したのに冷たい生乾き状態だと、気分もダダ下がり。乾きやすくする方法は?

洗濯物が乾きやすい場所を意識しつつ、干し方を工夫するのがおすすめです

 と話すのは、洗濯のお役立ち情報を発信している、ライオン(株)のお洗濯マイスター、大貫和泉さんだ。

洗濯物が乾燥するスピードは、温度、湿度、風の3つの条件によって変わり、繊維に含まれている水分が、周囲の空気に移動することで乾いていきます。気温が高くて湿度が低く、風があると水分が移動しやすいので、この条件に近づけるのが大切です」(大貫さん、以下同)

 特に気温の低い冬は、温度の影響が大きく乾きにくい。

まず試してほしいのが、干し方を変えること。洗濯物はつるしている上の部分から乾いていくので、丈の短いハンドタオルなどが乾きやすく、ズボンやバスタオルが一番時間がかかります。

 なので、角ハンガーに干すときは、丈の長いものを外側にして、真ん中に短いものを干していく『アーチのような形』にすると、丈が長い洗濯物に空気が触れて、乾きやすくなります

 長さがそこまで変わらないときは、素材に注目。

水分が蒸発しにくい、綿などの素材は外側に、乾きやすい化繊のインナーは内側にすればOK。干す場所ですが、少しでも温度が高いところを選んで。冬でも最高気温が高い日は外干しに、暖房をつけていて部屋のほうが気温が高いという日は、最初から部屋干しにすると良いでしょう