今年3月に開園60周年を迎えた東京都稲城市にある『よみうりランド遊園地』。結婚60周年のお祝いであるダイヤモンド婚式になぞり、園内は宝石色をイメージしたLEDを使ったイルミネーションで彩られている。
11月30日、そんな『よみうりランド』で思わぬハプニングが……。
「乗客25名を乗せたジェットコースター『バンデット』が、高さ約50メートルの地点で緊急停止したのです。『バンデット』は最高時速110キロでアップダウンを繰り返しながら疾走するコースターで、よみうりランドの中でも人気のアトラクション。乗客はコース脇の階段で移動し、停止から約1時間半後に避難が終わったそうです」(ウェブメディア編集者、以下同)
緊急停止を受け、ネット上では、
《こういうことが起きるから、ジェットコースターはどうしても乗れない》
《寒いし高いし怖いし、こんな経験絶対したくないわ…。》
と、ジェットコースターに恐怖を覚える人や、
USJでは宙吊り状態で2時間
《まずは乗客を速やかに下におろすことが最優先だと思うけど、なぜ1時間以上の時間もかかるんだ?》
など、『よみうりランド』の対応を疑問視する声も寄せられた。
こうしたジェットコースタ―の事故は過去にも。
「2018年5月、大阪市のテーマパーク『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)』で走行中のジェットコースター『ザ・フライング・ダイナソー』が緊急停止し、乗客64人が宙づりの状態で、約2時間取り残される事故が発生しました。このときは部品の一部に不具合があり、乗っていた乗客にはお詫びとして、優先的にアトラクションを利用できるチケットを渡したそうです」
『よみうりランド遊園地』の広報担当者は今回の事故の原因は「現在調査中」としたうえで、乗客の避難方法について次のように回答した。
「お客様の安全を最優先に、ヘルメットを着用していただき、手元や足元を確認しながら、ひとりひとりゆっくりと階段を下りていただきました。お待ちのお客様には毛布を配布しつつ、救助作業を行いました。降りたお客様には温かい飲み物をお渡ししました」
乗客に渡された“お詫びの品”とは
アトラクションの設備に関しては、
「日々の運転前点検、営業終了後点検を行っているほか、法定点検を含む定期的な点検、整備を行っています」(前出・『よみうりランド遊園地』広報担当者、以下同)
とのこと。
USJのように、事故車両に乗っていた乗客に対し、何かしら“お詫びの品”はあったのだろうか。
「ご乗車いただいたお客様、お並びになられていたお客様に、優先的にアトラクションを利用できるチケットをお渡ししました」
遊園地の目玉アトラクションでもあるジェットコースターは、常に安心安全であってほしい。