モデルの田中美保が11日放送の『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)に出演したのだが、思わぬ反響が起こってしまった。
この日は「お掃除にワクワクする女 VS ブルーな女」と題して、掃除好き、また逆にズボラな女性タレントがそれぞれ集合。その中で田中は掃除好きとして、「クローゼットの中の洋服があふれるのがイヤで、年に何回かは一斉に処分している」と告白。親や友達にあげたり、リサイクルに出して整理していると語った。
そして話題は掃除機について。pecoは愛用しているという「ゴミが光る掃除機」を紹介。これは見えないホコリを独自の光で可視化するダイソン発の掃除機。ただ彼女がトークしている間は掃除機の映像がインサートされただけだったのだが、この後の田中のターンで違う展開を見せる。
司会のくりぃむしちゅー上田晋也から「田中さん、どういうの使ってるの?」と聞かれると。田中は「最近掃除機買った」と回答。その上で、掃除機メーカー「Tineco」から発売されている、ゴミを吸うと同時に水拭きもしてくれるという一台を挙げた。ただしトークだけではなく、CMをまたいでスタジオでその掃除機を持ち込み、実演し始めたのだ。
《宣伝やん》
まず普通のホコリを吸った後、水拭きしてくれる機能をアピールしながら、彼女は「Tinecoがスゴいところは、ケチャップや牛乳も吸い取って拭きとってくれる」と説明し、ケチャップの吸引&水拭きをPR。共演者からは「えー!?吸うの!?」「水拭きしてる!」「水、出てる!」「すごい!」といった驚きの声が上がった。
さらに田中の“熱弁”は続いた。家具の下などの低い場所にはアームが180度フラットに寝るように倒れることで、届きにくいホコリも掃除できるのだという。これにもタレントたちは「何気にめっちゃ嬉しい!」「うわっいいなぁ、欲しいなぁ」と絶賛の嵐だった。
SNS上では案の定というべきか、こんな声が……。
《さては案件だな》
《さっきからステマがひどい》
《なんか深夜の通販番組みたい》
《ショップチャンネルやん 宣伝やん》
《テレビショッピング始まった》
など、「案件」「ステマ」ではないかという疑惑が巻き起こってしまった。バラエティなどでも往々にしてよくあるこうしたシーンだが、ある制作会社スタッフはこう語る。
「同番組は出演者からアンケートを募り、その答えによって構成されている。打ち合わせ段階で田中さんが紹介した例の掃除機がスタッフも良いと判断したからこそ、ここまで時間を割いて紹介したのでしょう。ただ、田中さんのトークの始まりから数えると、CMを抜いて尺にして約3分。キレイ好きならこの掃除機の性能に感動してくれるのかもしれませんが、興味のない人には不満を持たれてしまったということでしょう」
さらにこのスタッフは、こんなことも指摘する。
「田中さんは自身のインスタグラムで、自らプロデュースしているハンドクリームを宣伝するだけではなく、飲んでいる水や使っている化粧品を紹介するなど商品の紹介をすることは珍しくありません。もちろん、PR案件のものについてはしっかりと明記しているようですが、こうしたSNSでの活動から視聴者が疑問に思ってしまった、ということも考えられます」
ただし、その掃除機は税込で8万5000円。簡単には手が出せない値段であることは確かだ。