12月17日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)にて、歌手で女優の斉藤由貴の特集VTRが放送された。
15日に横浜でおこなわれたクリスマスライブを同番組が“独占密着”。8分強の時間を割いて紹介していたのだ。
VTRでは冒頭、まだあどけなさが残る18歳の斉藤がデビュー曲『卒業』を歌うところから始まり、3人の子宝に恵まれるなど結婚後の私生活についても語られた。また斉藤は、同じく芸能界入りした娘の水嶋凜についても言及。親子であることはすでに公表しているものの、「正直言って私の名前を出さないほうが良かったんじゃないか」と、母親としての胸中を明かしていた。最後はステージで『卒業』を歌っている最中、思いがこみ上げたのか涙する一幕も映し出されていた。
《めざまし8って色々と人選ズレてるよね》
数々の不倫劇を繰り広げ、“恋多き女”として名高い斉藤。その歩みは日本のワイドショーの歴史そのものと言っても過言ではない。
まずは33年前の1991年、妻子ある歌手・尾崎豊さんとの交際が発覚。最初に明るみになったとき、「昨年から会ってない」と関係が終わったと主張していたが、この発言がウソだったことがのちの報道で判明している。2年後の1993年には川崎麻世との不倫が報じられ、“魔性の女”と騒がれた。
1年後の1994年に一般男性と結婚し3人の子どもをもうけたものの、2017年、妻子ある医師との5年にわたるW不倫が発覚。その際、医師が女性用の下着を頭に被った写真も流出し世間に衝撃を与えた。この報道後、2人は関係を解消したとされていたが、6年後の2023年11月、斉藤が未だにその医師と関係を持っていたことが露呈。その際、彼の勤務するクリニック前で斉藤が泣き叫び、警察出動の騒動を起こしていたことも物議を醸した。さらに今年9月には、関係が今も継続していることが報じられた。
こうして30年以上にわたり、累計5度の不倫が世に晒されてきた斉藤。そんな彼女の特集企画に対し、ファンからは《色々あったけどずっと第一線で走り続けて来たのは立派》と評価する意見もあった。だが今回わざわざ密着が企画されたことや、そのライブについて視聴者から疑問が。
《本人売り込み企画なのこれ?めざまし8って色々と人選ズレてるよね》
《ライブ密着なんて、フジテレビの感覚はおかしいよ》
《この歌でお金取ってるの!?良くやろうと思ったな》
などなど、ブーイングが巻き起こってしまった。
確かに、ここまで不祥事を報じられながらコンプライアンスの厳しくなった芸能界に残っていることは甚だ疑問だが、そもそも今回フジテレビが斉藤の特集を組もうと思った理由とは?
「ワイドショーには基本的に、さまざまなイベントの開催告知が事前に届きます。番組側はそこから選んで取材したりするのですが、どうもナゾですね。その日のネタのラインナップを並べてみて、尺が埋まりそうになかったから急きょ差し込まれたのか、もしくは斉藤さんの所属事務所でもある、多くの人気者を抱える東宝芸能との付き合いで売り込まれたのか……。
またフジとしても娘の水嶋さんを取り上げて関係性を作ろうとしたのかもしれません。テレビは“2世”が好きですからね。いずれにしても唐突にVTRが始まり、終わった後、スタジオで特に受けのトークもありませんでしたから、一体何だったのか……」(放送作家)
来年は斉藤にとってデビュー40周年というメモリアルイヤーになる。