防衛省が編集協力している雑誌『MAMOR』2025年2月号の表紙には問題となっている“おまねこ”が(防衛省のHPより)

《心底気持ち悪い。「おまねこ」という女性器を連想させるようなキャラクター名に、女性が下半身を露出しているように見えるデザイン》

 防衛省・自衛隊のX公式アカウントの投稿に、こう引用リポストしたのは沖縄県名護市議会の多嘉山侑三議員。

中学生ばりの変態妄想癖」

 この引用ポストはさらに、

《いずれも女性の尊厳を著しく損なう内容で、公的な機関の発信として不適切極まりない。 従軍慰安婦を強制動員した日本軍時代から、女性蔑視が根本にあるのだろう》

 と続く。

 この引用ポストがつけられた投稿は、防衛省編集協力の自衛隊オフィシャルマガジン『MAMOR』の宣伝で、

《表紙は #おまねこ #ハムちゅんちゅん 全国のJキャラが再び登場!!》

 と、『おまねこ』が敬礼するイラストが載った表紙画像とともに紹介されているポストだ。


「『Jキャラ』とは、日本全国にある自衛隊の基地・駐屯地や、各部隊、地方協力本部が、自衛隊に親しみをもってもらうために生み出した“自衛隊キャラクター”です」(フリーライター、以下同)

 多嘉山議員は表紙に載っている『おまねこ』のビジュアルとそのネーミングに対して、冒頭のような苦言を呈した。

「今回話題になっている『おまねこ』は、航空自衛隊御前崎分屯基地が発表したもので、とても人気が高いキャラクターです。公式設定では一人称は“僕”で、オス。名前の“おま”は地名の御前崎からとられています」

『おまねこ』がオスであること、地名が名前の由来だということから

《結び付けるお前が心底気持ち悪い》
《「おま」と聞くだけで女性器を連想する変態!》
《さすがに性欲持て余しすぎ》
《「ちんすこう」についてどう思ってるのかインタビューしたい》
《中学生ばりの変態妄想癖w》

 といった多嘉山議員を批難する声が挙がる一方、

《「残念www男でしたwww」とか、まるで小学生みたいな揚げ足取り》
《イラストはどう考えても性的消費狙ってるよね?》
《色々言われるのを避けるためにオスだということにしてるクソみたいな設定》
《極めて女性的に書いておいて「オスですw」はさすがにそっちのがキモいだろ》
《下半身が人間の女すぎ》

 という多嘉山議員側の意見もあがり、論争になっている。この状況に対して多嘉山議員は、

《私への誹謗中傷に注意が向いている間に、防衛省・自衛隊のヤバさがどんどん可視化され、批判が殺到していく。これで良い》

 と投稿。『おまねこ』はまだ炎上を続けそうだ。