2024年末に複数のメディアで“解決金9000万円の女性トラブル”が報じられた中居正広。その騒動を受けて各局では、中居が出演する番組を差し替えたり、出演シーンをカットするなどして対応がなされた。
一気に地上波の露出が減った一方で、トラブルに関するテレビでの報道はほとんどされず、中居本人からの説明や謝罪もないことに世間からは
《これだけ差し替えだらけになってるのに一向に何の説明も報道もないの気持ち悪い》
《これだけ世間を騒がせてるのになんで全然報道しないんだろう?また忖度?》
と疑問の声が多く上がっていた。
しかし、これまでのダンマリ状態から一変。1月9日、中居の所属事務所「のんびりなかい」の公式サイト上に《お詫び》というタイトルでコメントが掲載されたのだ。
《トラブルがあったことは事実です。(中略)このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません。》と一部内容を認めたうえで、《示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》と今後の活動についても言及した。
コメント発表後の各局対応
「昨年末にトラブルが報道されてから、中居さん本人のコメントが発信されたのは今回が初めて。今まで、詳細は明かされていなかったものの“9000万円もの解決金を支払った”という報道を受けて《相当なことをしたのだろうから活動を自粛すべき》や《本人が説明および謝罪会見を行うべき》と、世間からは誠実な対応が求める声が多く上がっていた。ついにその謝罪コメントが本人から発信されました。それにより、各局の報道・情報番組も一斉に本件を報道し始めたのです」(スポーツ紙記者、以下同)
NHK『ニュースウォッチ9』、日本テレビ系『ZIP!』、テレビ朝日系『報道ステーション』、TBS系『THE TIME,』、フジテレビ系『めざまし8』など各局の報道・情報番組が中居のトラブルを取り上げた。
「内容としては、中居さんが発表したコメントの紹介や各番組等の出演が見合わせになっている事実を伝えるものが多いですが、一部番組では独自取材や特集を放送するなど丁寧な報道姿勢を見せ、注目を集めています。一方で、トラブルに関与していたのではないかと世間から強い疑念を持たれているフジテレビには厳しい意見が寄せられています」
『女性セブン』『週刊文春』にて、同トラブルに局幹部が関与していると報じられたフジテレビ。
《このたび一部週刊誌等の記事において、弊社社員に関する報道がありました。内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません。会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません。》
とコメントを発表し、“同局局員が中居と被害女性との食事会をセッティングしたうえでドタキャンした”という報道は真っ向から否定している。
また、中居の文書でも
《このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません。》
と第3者の関与を否定。
《なんかめっちゃ他人事じゃない?》
「否定はしていますが、ここまで大事になってしまった以上、関与が疑われているフジテレビに対して説明責任を果たしてほしいとの声が多く上がっています。そんな中、10日の朝に放送されたフジテレビの情報番組『めざまし8』で本件を取り上げましたが、その内容はかなり淡白なものでした。それに対して視聴者から批判の声が相次いでいるのです」
『めざまし8』内では、中居のコメントが読み上げられたほか、
『このトラブルにフジテレビ社員が関与していたとも報道されましたが、フジテレビは否定するコメントを発表しています』『報道を受けて、フジテレビは“だれかtoなかい”の放送を当面休止するほか、テレビとラジオ各局が中居さんが出演する番組を差し替えるなどしています』
と客観的な事実のみを紹介。フジテレビの対応については、
『事実確認を含め対応を継続しています。また、出演者などとの関係性のあり方については改めて誠実に対応してまいります』
とコメント。これに対して、SNS上では
《読み上げただけだし内容のない薄味コメントしかしないし、なんかめっちゃ他人事じゃない?このままスルーしてれば逃げ切れると思ってない?》
《フジテレビは関係ないと即座に否定したのに、今度は事実確認を継続している?矛盾してませんか?》
《中居くん問題これだけ?お得意の倫理観ガン無視突撃取材はどうした》
とフジテレビに対する非難の声が散見された。
「フジテレビは、大谷翔平選手の新居報道や折田楓さんの自宅突撃などプライバシーの侵害ともとれる報道が問題視され、《フジはもう見ない!》といった視聴者からの声もありました。今回の件を受けての対応や報道姿勢によっては、今後の視聴者からの目はさらに厳しいものになるでしょう」
不信感を募らせる視聴者が多い中、このままスルーを続けるのか。今後のフジテレビの動向に注目が集まる。