2024年12月、『週刊文春』によって不倫が報じられた埼玉西武ライオンズの源田壮亮。同誌の取材に対して、源田も不倫の事実を認めていた。
「その後源田選手は、妻で元乃木坂46の衛藤美彩さんからも“雲隠れ”していると報じられました。『東スポWEB』によると、自宅に戻らない源田選手に衛藤さんが連絡したところ《あとは弁護士と話してほしい》といったLINEが返ってきたといいます」(スポーツライター)
夫婦ともにインスタグラムを更新
こうした源田の“逃げ”姿勢に、《今みたいに逃げ隠れして2月のキャンプにちゃんと出てこれるんか》《家族には誠意ある対応をしてほしい》 といった批判的な声が上がり、同様の記事も多数配信され源田のイメージは下がる一方だ。
そんな中、12日の午前、源田は埼玉・所沢の球団施設で取材に応じ、一連の不倫騒動を謝罪した。また夫婦共にインスタグラムを更新し「本件について妻と直接話し合いを行い、夫婦共に前を向いて歩んでいく決意をいたしました」とし、衛藤も「夫が野球に専念できるように支える」との言葉を記した。
しかし、“源田の窮地”は救われたわけではない。ついてしまったイメージは今後も間違いなく引きずっていく。過去に不倫騒動を起こした選手たちちが球場でそれを匂わせる野次を飛ばされたこともしばしば……。
そんな源田にも「逆転ホームランの一手がある」というのはスポーツ紙記者だ。
「それは試合後に行われるヒーローインタビューです。過去に不倫報道があった選手も、ここで風向きが変わった人もいます。阪神の西勇輝選手は、2020年7月に『文春オンライン』で不倫が報じられました。コロナ禍で緊急事態宣言が発令されている中での“密会”も報じられており、ファンからは厳しい声が上がっていました」
だが、報道があった次の登板で西選手は見事、完封勝利。お立ち台では、
「自分のプライベートなことで大事な時期にみなさんに迷惑かけて申し訳ありませんでした。家族にもすごくつらい思いをさせて、反省しています。今後はマウンドで立ってプレーで返すことが大事だと思っています」
と“公開謝罪”をしてみせたのだった。
「このとき、甲子園球場のスタンドからは盛大な拍手が起こりました」(スポーツ紙記者、以下同)
同僚選手がイジって救われた
同僚選手が“イジった”ことで、騒動が収束に向かったこともあった。
「楽天の則本昂大(のりもと・たかひろ)選手は、2021年の開幕直後の3月、不倫相手と一緒になるために妻と離婚していたことが『週刊ポスト』によって報じられました」
その後、則本選手は4月の西武戦で7回2失点に抑えて自身開幕2連勝を飾る。その日のヒーローインタビューに選ばれた楽天の辰己涼介選手が、
「なんか悪いことしたんかなというぐらい気合い入っていたので、野手が点を取ってあげて、勝たせたいなと思いました」
と、則本選手の不倫報道をいじるようなコメントをし、則本に関するネガティブな声は減ったという。
ただ、源田選手の状況や球団の事情によっては、こうした“一手”は難しいかもしれないとも。
「源田選手はレギュラーは確約されていますが、例年どおりの活躍ができるかはわかりません。また、源田選手は毎年安定した成績を残していますが、好投がチームの勝利に結びつく先発投手や、試合を一振りで決めるホームランバッターではありません。どうしてもヒーローインタビューに立つ回数も限られてしまいます」(前出・スポーツライター、以下同)
西武は2024年、リーグ最下位に沈んでおり、どれだけヒーローインタビューの機会があるのかも未知数という。
「則本選手をいじった辰己選手は、2024年のゴールデン・グラブ賞の表彰式に、金色のスーツ上下に、顔や髪まで金色に染め上げて登場するなど“変わった”発想の持ち主。
あえて空気を読まずに源田選手をいじれるような選手が今の西武にいるかどうか……」
いずれにせよ名誉挽回は野球でのプレー。文面だけではなく球場に来たファンの前での公開謝罪も、信用を取り戻す一歩なのかもしれない。