お正月に公開された映画の入場者特典に、おみくじが入っており、さらにその中に“大凶”も入っていたことに批判の声が上がり、配給会社が謝罪した。
ジェイソン・ステイサム主演映画『ビーキーパー』
「特典が配布されたのは、1月3日に公開された映画『ビーキーパー』。ジェイソン・ステイサム演じる養蜂家が、恩人を死に追いやった詐欺組織に対して復讐するというストーリーです」(映画ライター、以下同)
入場特典では「ステイサムからのお年玉」として、表には硬貨風にデザインされたステイサム、裏にはおみくじがついたステッカーが配布された。しかし、おみくじがついていることは事前に知らされておらず、
公開日には、
【おみくじ付きであることを明記せずに配布したことについて配慮が足りないというご指摘を受けました。大変申し訳ございませんでした】
と公式サイトで謝罪していた。
さらに14日【映画『ビーキーパー』入場者特典の配布物に関するお詫び】とお知らせを掲載。
【受け取らないという選択肢がない中でお客様に内容が不明な特典を配った点、またその配布物が『おみくじ』であり受け取った側が気分を害する『大凶』を入れるという不適切な判断をしたことについて深くお詫び申し上げます】
と、大凶が入っていたことについても改めて謝罪した。
何をやっても批判だらけ
これに対してネット上では、
《こんなのカスハラ以外の何者でもない》
《何をやっても批判だらけで、もう何もできませんね》
《配布物で貰ったくらいで霊験あらたかでもないのに面倒臭いな》
《入プレでもらうおみくじでブチギレてるから大凶なんだよ》
と、過剰なクレームだといった声がある一方で、
《この時期の受験生が大凶をもらったらどう感じるか》《おみくじも本来宗教性のあるもの。単に遊びだと軽く考えるのは良くはない》
《人の性格はそれぞれで、気にする人はあれこれ紐付けて余計しんどくなる人もいる》
《勝手におみくじ、しかも大凶…私はいらないかな》
と、やはり不適切な特典だったという声も上がっている。
「おみくじにはそれぞれステイサムのひとことが添えてあり、クスッと笑える特典のひとつとして配給は考えていたのだと思います。映画の内容も、シリアスな感動ものではなく、痛快なエンタメ作品ですし…。
しかし謝罪文にもある通り、内容を事前に知らせていなかったことで受け取り拒否ができなかったことが一番の問題だと思います。おみくじがいらない人は受け取らないという選択ができれば、こんな騒動にはならなかったのではないでしょうか。今回の件で、今後は攻めた施策がなくなってしまったら寂しいですね」
今後、イベント等でのおみくじでの“大凶”はタブーになるのかもしれない。