過去の「拒絶」はいったい何だったのか。
Netflixの新番組として、恋愛リアリティショー『オフライン ラブ』が配信される。デジタルデバイスを手放した男女10人の恋を見守るスタジオMCとして抜擢されたのは、歌手や俳優として活躍する小泉今日子と、お笑いコンビの令和ロマンだ。
「結局出るんかい」
小泉には、かつてバラエティー番組を拒絶した過去がある。
2024年1月に発売された『文芸春秋』でフリーアナウンサーの有働由美子と対談した小泉は、《最近はテレビのバラエティ番組で全然お見かけしませんね》という有働の問いに対し《絶対出たくないですね》と発言。その理由は《くだらないから》という辛辣なものだった。そのためネット上では、
《バラエティー出ないって言ってなかった?》
《くだらないとか言ってたのに、結局出るんかい……》
《Netflixから提示されたギャラが相当良いのかも》
など、ツッコミの声が上がっている。
「小泉さんの“くだらないから出たくない”という発言は、当時かなり物議を醸しました。立川志らくさんがSNSで小泉さんの発言に噛みついたため、彼女の発言はより世間から注目されることに。騒ぎになったことで、小泉さんがバラエティーを拒絶したことを覚えている人は多く、今回の起用に対して違和感を覚えるという声が続出しています」(芸能ライター)
“新しさ”を追求
とはいえ、小泉はバラエティーの全てを拒絶していたわけではない。『週刊文春』のインタビューでは、《たぶん、昔と同じだからマズいんじゃないですかね。世の中がガラッと変わっていっているのに、昔のムードのまま押し通そうとしている。テレビ局は変わらないとマズいよね、と思っています》と答えている。
「現在、小泉さんはプロデュース業にも力を注いでいます。活動を見ていてわかるのは、彼女が常に“新しさ”を追求しているということ。テレビの古い価値観をアップデートして、より面白い作品を世に送り出したいと考えているんです。今回は、Netflixが抱く新しい価値観に惹かれ、出演を了承したのでしょう」(芸能プロ関係者)
Netflixといえば、2024年に同性愛の性的嗜好を持つ男性を集めた恋愛リアリティショー『BOYFRIEND』を公開するなど、前衛的な番組作りを推し進めていることでも知られている。
また、小泉と共演する令和ロマンも、現代的なコンプライアンス感覚を持っていることで知られている。ボケ担当の高比良くるまは、2024年の『新春!爆笑ヒットパレード2024』(フジテレビ系)にて、あのちゃんと男性タレントの顔を合成して「2人の子どもの顔をつくる」という企画に対し「このコーナーちょっと炎上しそう。気持ち悪い」と指摘。これには、多くの視聴者から賛同の声が上がっていた。
そんな令和ロマンと小泉が出演する恋愛リアリティショーは、きっと過去の番組とは違う“新時代”の作品に仕上がっているはず!