2023年10月、猿翁さんの四十九日法要での香川照之

今年の春にWOWOWで香川照之さんが主演を務めるドラマ『災』が放送されます。このドラマで香川さんは、まったく異なる6人の役柄を演じ分けるそうです。香川さんのドラマ出演は2022年のテレビ朝日系のドラマ『六本木クラス』以来、3年ぶりになります」(スポーツ紙記者、以下同)

 ドラマや映画で引っ張りだこだった香川の役者生活が一変したのは、『六本木クラス』が放送中だった2022年のこと。

「香川さんが銀座のホステスに対してセクハラ行為を働いていたことが報じられました。この影響で、香川さんはレギュラー番組やCMなどを次々降板。以降はメディアと距離を置くようになり、家業である歌舞伎に専念するようになりました」

 WOWOWで久しぶりにドラマ出演を果たす香川。どうやら、この出演を機に歌舞伎以外の活動も再開させるようで─。

「2023年にTBS系の日曜劇場枠で放送された『VIVANT』の続編映画に香川さんが出演する方向で企画が進んでいるんです」(制作会社関係者、以下同)

『VIVANT』は主演を務めた堺雅人のほか、阿部寛や松坂桃李など名だたる豪華キャストが出演。日本の諜報員と国際テロ組織との攻防を描いた一大スペクタクルドラマだ。

「『VIVANT』の原作と演出を手がけたTBSの福澤克雄氏は、香川さんが出演した『半沢直樹』シリーズの演出も務めています。ほかにも2014年の『ルーズヴェルト・ゲーム』や2015年の『流星ワゴン』など福澤氏によるドラマに多数出演するなど、香川さんは彼の作品に欠かせない役者。作品に深みを持たせる意味でも、彼を起用したいという気持ちが強いのかと」

地上波が難しいなら映画で起用か

日曜劇場『VIVANT』(公式HPより)

 一部で『VIVANT』の続編については報じられているが、その後“大型企画”も計画されているという。

『VIVANT』の続編ドラマが2026年の上半期、その後、劇場版が作られるそうです。香川さんはシリーズを締めくくる映画版にキャスティングされる方向で話が進んでいます。やはり、スポンサーとの兼ね合いで香川さんを地上波ドラマで起用するのはまだ難しいようですが、映画であれば問題ありません。久しぶりに福澤作品に出演する香川さんが見られそうです」

『VIVANT』の続編映画に関するキャスティングについてTBSに問い合わせるも、期日までに回答はなかった。

福澤さんは今年で定年を迎えますが、引き続きTBSに籍を置いて“半沢チーム”のリーダーとして映画やドラマ作品を手がけていくそうです。香川さんのメディアでの露出が増え、存在感が増していけば、再び福澤さんによる地上波作品に出演する可能性も。いずれ、お茶の間で香川さんを見る日も訪れるのではないでしょうか」

 半沢チームへの再びの合流が、彼の俳優人生にどんな影響を与えるのか。