続々とCMスポンサーが離れているフジテレビ

 元フジテレビの笠井信輔アナが2日、ブログを更新。「今1番お伝えしたいこと」というタイトルで、「断じて否定します」といった強い言葉をつづった。いったい、何があったのか。

みんなチューしまくってる

 騒動の発端は、実業家・堀江貴文氏の公式YouTubeチャンネル。2月1日にアップされた動画で堀江氏と元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が対談した際に、長谷川氏がフジテレビに“上納文化”があったと認めたのだ。

「中居正広さんが起こした女性トラブルをめぐって批判にさらされているフジテレビですが、一連の報道で、女性アナウンサーをタレントに上納する文化があったのではないかと疑う声がある中で長谷川さんが実名で証言したので、ネット上で話題になりました」(スポーツ紙記者、以下同)

 長谷川氏は「フジテレビには女性アナウンサーを接待要因として囲っている脈々とした文化がある」としたうえで、“お台場のガーシー”と呼ばれる幹部が「女の子の献上だけでなく無茶苦茶やっていた」と指摘。

 さらに、自身が出演していた『とくダネ!』ではMCの小倉智昭さんが主催する旅行がおこなわれていて、「旅行のたびにそこらじゅうでみんなチューしまくってる」、「乱れまくってる」と衝撃暴露した。

 また、長谷川氏は自分も“上納”されたと被害を告白。

 相手は有名なタレントだとし、ある日、そのタレントを囲む形で元フジテレビの笠井信輔アナと現在もフジテレビに在籍している佐々木恭子アナ、そして自身の4人で夕ご飯を食べにいったときのことだったという。

「食事後、笠井さんと佐々木さんは、『そういうものだから』、『お夕食代だね』と長谷川さんに言って先にエレベーターに乗って帰ったため、長谷川さんはそのタレントと2人でエレベーターに乗ることに。そのエレベーターの中で性被害にあったと証言しました。話の内容が非常に具体的で生々しいものだったので驚いた視聴者も多かったと思います」

 その動画のことが笠井アナの耳にも届いたのだろう。2日にブログを更新し、以下のようにコメントした。

言い分が真っ向から対立

《果たして、このようなメッセージを出すことが良いことなのか かえって状況を悪化させることなのか、悩みましたが このままでは、自分が前に進めないのであえて発信させていただきます》

《フジテレビの『上納文化』に関して私の名前が上がりました 私は、これまで周囲の人に対して『アナウンサーに関して、上納システムといったものをこの35年間見たことも聞いたこともない』と話してきました 自分自身がやっていれば、そんなこと言えません》

《私は、今回取り上げられたようなことはなかったとはっきり表明させて頂きます》

 ときっぱり否定。佐々木アナとも連絡をとったといい、自身も佐々木アナも、そのタレントと食事をしたこと自体を否定した。

 一方で、《ただし、私は『元後輩アナウンサーは、嘘をついている』と、主張しているわけではありません 15年以上前のことです 彼は被害者として話をしております 被害者の方の経験を、第三者が全否定はできません》とし、《この食事会が現実に行われているとすれば、メンバー構成が違っていたのではないかと考えます 彼は、どこかで記憶違いをしているのではないかと感じるのです》とつづった。

 ところが、長谷川氏はSNSですぐに反論。

《忘れてらっしゃるのは笠井さんと恭子さんの方ですよー》
《そもそも20年近く前の話なんてどうでもいいんですけど、要は「やった方ってこんなに忘れてる」ってことなんだと思うんですね》

 と、笠井アナは加害者だから忘れているのだと指摘し、言い分は真っ向から対立している。

 また、長谷川氏は対談の中で、先述の小倉智昭さんが佐々木恭子アナに対して行った性加害についても言及。それに対し笠井アナは、《15年以上経って、元後輩アナウンサーがなぜ突然、そのタレントさんや先日亡くなった小倉さんの名誉に関わることを実名で公表するのか、理解に苦しみます》と苦言を呈してもいる。

 SNS上では、

《15年以上も前のこと。一体どっちの言っていることが本当なのか》
《今になって公表するのは流れで理解できるだろw》
《どっちも胡散臭く感じるところが、さすがフジって感じ》

 といった意見も。男性アナの“上納”にまで波紋が広がってきたフジ問題。まだまだ収まりそうもない。