引退を表明した中居正広とスポンサーの撤退が相次いでいるフジテレビ

 2月2日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に住田裕子弁護士が出演。1月23日に芸能界を引退した中居正広とフジテレビをめぐる問題をバッサリと切り捨てた。

 住田氏は中居と女性のトラブルが明らかになり、当時の港浩一社長が報告を受けた際に、コンプライアンス室に情報をあげなかった点を「あり得ないです」「隠蔽の行為にしか見えない」などと厳しく批判。

 さらにトラブル発覚後も中居のレギュラー番組が存続した点についても、住田氏は被害者女性は加害者の名前も顔も見たくない心境の人が多く、弁護士の立場として「たくさんの被害の声を聞いていますから」と語った。

《住田裕子弁護士よく言った》

 10時間半の長時間におよんだ1月27日のやり直し会見については、重複の質問などを即座に排除しなかった司会者の進行の悪さを指摘した。

 ネット上では《住田裕子弁護士よく言った》といった声が聞かれる一方で、まくしたてるような喋り方に《住田弁護士ちょっとうるさいな》《会見でヒステリック女性が迷惑って話が出てたのに住田弁護士がヒステリックおばさんだったし弁護士の言葉遣いじゃない感じで違和感》といった声も聞かれる。

 こうした声が聞かれる理由を放送作家が語ってくれた。

「住田さんは『行列のできる法律相談所』でもおなじみですが、もともとパワフルな喋り方をされる人です。ましてや今回は被害者が女性とあって、さらに感情的になってしまったのでしょう。こうした流れになるのは番組制作側も織り込み済みのはず。あえて、そうした喋りをする住田さんを呼び、フジテレビの批判をしてもらうことで一連の問題を中和させようとする意図もあったのかもしれません」

 ネット上では住田氏の話に、MCの東野幸治がたびたび口を挟む様子に《住田弁護士がフジテレビの隠蔽体質を話そうとしてるのに、東野幸治が止めるな》《東野さんは次の話題にしようとした?これ生放送じゃないんだから時間気にするなよって感じだった》といった指摘も聞かれる。

 このほか《住田裕子の激昂に出演者の温度差、仕方ないのかなぁ…。今田東野もちっと同調してほしかったわ》《住田弁護士の話し方。あれでヒステリックに聞こえちゃうんだ?男性が感情を出すと「情熱的」「リーダーシップがある」と評価されるのに、女性が感情を交えて話すと「冷静じゃない」「感情的=ヒステリー」と言われちゃうんだな》といった声も。

 フジテレビがどのような意図をもって住田氏をキャスティングしたのかは気になるところ。こうして番組で自己批判を繰り広げるだけでなく、第三者委員会の調査によって徹底的な体質改善がなされることに期待したい。