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お笑いコンビTKOの木本武宏が2月9日、ABEMAの『ABEMA的ニュースショー』に出演。相方の木下隆行に浮上した性加害疑惑について謝罪した。
自身のファンションブランドを着用して謝罪
元アナウンサーでYouTuberの青木歌音が木下から性加害を受けたと訴え、木下は1月30日に動画を投稿し、ホテルに連れて行ったことなどを認めて謝罪していた。
相方の木本は「まず関係各所、そしてご迷惑をおかけした皆さま、本当に申し訳ございません」と謝罪。これに対してMCの千原ジュニアは「まあ、そうでしょうね」とつれない返事をしたうえで、「おれ、全部は見れてないんですけど、動画みたいなの上がってたじゃないですか。あの白シャツのワンポイントの犬に非常に腹立ったんですよ。なんであれをチョイスするんですか」と服装のチョイスにダメ出し。木本は「本当にあれに関しては大げんかしています」と釈明した。
ジュニアが指摘した木下の白シャツは、木下が立ち上げた洋服ブランドのものなのだという。
「木下さんは2016年に、アパレルブランドの『BUCCA44』のディレクターに就任しました。体形の大きな男性向けのファッションブランドで、2021年に数か月、販売を休止していた時期もありますが、その間に他の企業に事業譲渡されて現在も細々と続けているといいます。Tシャツやパーカーなどが人気でした」(ファッション誌ライター)
木下が謝罪動画で着ていた“犬のワンポイントシャツ”もこのブランドのものなのだが、襟付きの白いシャツなので、相方と“大げんか”になるほどTPOをわきまえていない洋服だとは思えないのだが――。
「じつは木下さんの洋服ブランドは過去に後輩への“パワハラ押し売り”の疑惑がかけられた、いわくつきのブランドなのです……」(芸能事務所関係者)
2019年11月に行われた木下の洋服ブランド『BUCCA44』の展示会でのできごと。
顔を出した付き合いのある後輩芸人がお金に余裕がないため買わずに展示会をあとにしようとすると、木下は「あれ? 何も買わへんの? ウソやろ?」などと迫ってくるというのだ。先輩から後輩にこのように迫るのはまるで“押し売りパワハラ”である。
当時、この“押し売り”について『週刊女性』が直撃すると、木下は以下のように答えた。
「後輩には半額にしているから」と主張
「じゃあ、来ないでええと俺は思ってて。半額なんですよ! それを高いととるか、ありがとうございますってとるかは人それぞれの感覚で。後輩はたしかにお金ないです。ただ、ほんなら買わなくてもいいし。
俺が正規の値段で『買わへんの?』って言うのはアカンことやと思うけど、半額にしてるから。『買わへんの?』とか言わないけど……、ケチじゃないよね、半額やから」
と、半額にマケているから問題ないと主張。だが、半額だろうが全額だろうが、欲しくない洋服を先輩から無理やり買わされたのなら、立派なパワハラである。
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そういった疑惑が報じられたこともあり、木下のアパレルブランドは一時販売休止に追い込まれたこともあるのだが、そういうことを意に関せず、今回の釈明動画に着用したため相方と“大げんか”にまで発展したのだろう。
しかも、木下のハラスメントは“押し売り”だけではない。
「最初に報じられたハラスメントは2018年末のことです。事務所の先輩芸人である『よゐこ』の濱口優さんの結婚パーティーに出席した木下さんは、“濱口さんに渡す”と言って後輩から集めた会費を着服したと報じられました。
さらに、その疑惑をライブの舞台上で問いただした後輩芸人に対し木下さんが激怒し、ライブ後の楽屋でその後輩芸人の顔めがけてペットボトルを投げつけたことも報じられました。のちに木下さんはこの件について、“集めたお金を預かっとくわ”と言ったのが、普段の行いもあって、“ネコババしたんちゃうかというネタになった”と語っていました」(前出・芸能事務所関係者、以下同)
さらにハラスメント疑惑は続く。
「2019年10月には当時引っ張りだこの人気芸人、『安田大サーカス』のクロちゃんへの暴行が取り沙汰されました。数年前のできごととのことでしたが、“後輩のクロちゃんが木下をイジる”というドッキリ番組でイジられたことに激怒した木下さんが、クロちゃんに対して土下座を要求し、そのうえ、革靴で顔を踏みつけたと……」
そういったことが積み重なって2020年3月に松竹芸能を退所し、その後はフリーとしてYouTubeなどで活動を続けてきた。
現在、木下は「事の重大さを本当に理解したうえで、今後どうしていくかというのを真剣に考えている状態」だと相方の木本は明かしたが、今後のことより、まずは自分の過去の行いを見つめ直したほうがよさそうだ。