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撮影/佐藤靖彦

 

「経験も少ないですし、今も新人。だから、すごくカブるというか、共感できる部分がたくさんあります」

 一流IT企業でバリバリ働く、超・上から目線女の一子(仲間由紀恵)はその性格が災いし、左遷される。出向先は弱小芸能プロダクション。成果によっては本社に返り咲けるとあり、"私と一緒にレッドカーペットを歩かない?"と必死にスカウトしたのが道路工事のアルバイト・向坂遼(町田啓太)。ルックスだけはいいが、態度は悪く、愛想もなければやる気もない。そんな新人タレントと新人マネジャーが、二人三脚で芸能界の頂点を目指してゆく……。

「遼にはないやる気が、僕にはすごくあるので(笑い)。でも、例えば、突然"全然違う職業をやれ!"って言われたら、相当やる気出せないんだろな(笑い)」

 昔からドラマっ子&テレビっ子。俳優への憧れはずっとあったが、オーディションを受けに行くほどではなかった。

「僕はたまたまダンスをやっていて、その中で今の事務所と出会ったんです。劇団EXILEのオーディションがあると」

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『美女と男子』毎週火曜夜10時・(NHK総合)/『花子とアン』で伯爵令嬢・蓮子だった仲間由紀恵、村岡印刷の次男・郁弥だった町田が再共演

 

 見事合格したのが’10年。その後、GENERATIONSの候補メンバーに選ばれたが辞退。’12年、再び劇団EXILEに加入した。理由は、俳優業に専念するため。

「俳優とアーティスト活動。両立している人もたくさんいますが、僕、そんなに器用じゃないので。役者一本でやっていくと決断したタイミングでした」

 今やGENERATIONSは、押しも押されもせぬ人気グループに。その決断は間違ってなかったと言える?

「わからないですけど、決断したことに後悔はなくて。一生懸命頑張るだけ。今もGENERATIONSの新曲は聴きますし、向こうも僕が出た作品とかを見てくれてます。ありがたいです。将来、僕がドラマや映画の主演をやらせていただけるようになったら、そのときにGENERATIONSが主題歌を歌ってくれたらいいなと思ってるんです。それが、夢のひとつなんです」