俳優・橋本環奈主演の朝の連続テレビ小説『おむすび』(NHK)が最終章「病院・管理栄養士編」に入っても、厳しい状況が続く。
歴代ワーストを下回る可能性大
『おむすび』は、平成元年生まれのヒロイン・米田結が高校時代に“ギャル文化”と出会い、そこから栄養士として人と食、未来を結んでいく平成の青春を描いたストーリーだ。
ギャルが『朝ドラ』に出てくるとあって期待が大きかったが、視聴率は大苦戦。第17週(1月27~31日)の週間平均視聴率(世帯)が12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同じ)で、第90回(2月7日放送)の平均世帯視聴率は12.7%と上昇の兆しが見えてこない。
このままでは、朝ドラ歴代ワーストだった2009年度後期に倉科カナヒロインの『ウェルかめ』の13.5%を大幅に下回る可能性が高い。
すでに一部のメディアでは、過去最低を記録する前提で失敗の理由を掲載した記事を公開している。
2月9日に公開された『日刊ゲンダイ』の記事では、橋本のパワハラ疑惑に注目し、『ピンズバNEWS』では、シナリオや演出といった点が指摘された。
ネット上からも『おむすび』がダメな理由についてこんな声が。
《だって主役がやる気ないんだもん》
《脚本も橋本環奈も魅力がまったくない。それに尽きる》
《そもそも橋本環奈ってそんなに数字持ってた?》
など、橋本の責任にも言及したコメントが投稿された。
『おむすび』が大コケした理由について、制作会社プロデューサーに聞いてみると、「脚本と演出が悪い」と前置きして次のように語った。
「橋本さんを主役にしたのがまずかったのではないでしょうか。朝ドラは長期間拘束されますので、売れている俳優さんだと、スケジュール調整するだけでも大変だと思います。すでにあちこちから指摘されているように、橋本さんが登場しない週も出てきました。どうしても出したいなら主演ではなく、脇役にした方がよかったかもしれません」
また、橋本が主演したほかのドラマや映画についても。
「橋本さんはピンで主演したドラマや映画ではヒット作が少ないんです。『銀魂』や『キングダム』は脇ですし、ヒットした『かぐや様は告らせたい』は平野紫耀さんとのW主演でした。映画『バイオレンスアクション』で単独で主役を務めましたが、興行収入は5億円を割り込むほど大コケでしたね」(前述の制作会社プロデューサー)
今回、朝ドラで不名誉な称号を手にしそうだが、2022年に主演した映画『カラダ探し続編』の公開が待っている。大ヒットして汚名返上となるのか注目したい。