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ベーブ・ルースにペレ、マイケル・ジョーダン……。それぞれの種目で圧倒的な活躍をした選手は、“◯◯の神様”と呼ばれた。野球の、サッカーの、バスケットボールの……。彼は着実にその階段を上っているのかもしれない。そんな神に近い存在に謁見したいと、多くの“民”が群がっている。もうすぐ彼が帰国、いや降臨するゆえ。無論、民は神を慕うファンだけではない──。
先行販売には30万人以上の申し込み
「大谷翔平選手の凱旋試合となる、『MLB東京シリーズ』が3月に迫っています。ロサンゼルス・ドジャース、シカゴ・カブスがプレシーズンマッチと開幕戦を日本で行います」(野球ライター、以下同)
大谷を生で、日本で見たい。神がかり的な活躍を見れば、その思いは当然なのだが……。
「今回、大谷選手が関わる試合は4試合。15日・16日にプレシーズンマッチとして巨人・阪神と対戦。メジャーリーグの開幕戦となるカブス戦が18日・19日。これらの大谷チケットの争奪戦、高騰ぶりは日本スポーツ史上、類を見ないと言っていいかもしれません」
これらの試合のチケットは昨年12月に販売開始。メジャーリーグとパートナーシップを結んでいるマスターカードやJTBにて会員限定で発売され、その後、年明けに“一般チケット”が販売開始となったが、こちらも巨人の年間シート契約者など会員限定の販売だった。
「販路は複数ありましたが、有料会員限定だったり、そもそもの申し込み数がすさまじく、当然といえば当然ですが、すべてのチケットがプレミア化しています。'24年12月のマスターカードの先行販売には30万人以上の申し込みがあったようです」
「10倍の60万なら即購入」
こんな大人気チケットは、ファン以外も放っておくわけはない。“転売ヤー”も大挙して群がっている。
「チケット転売サイトでは、100万円超えの値付けもザラ。なかには250万円のものも。100万円オーバーはなかなか売れていませんが、“10倍の60万なら即購入します”など、その値段で本気で購入したいとコメントを残すような人はいますね」
大谷は昨年、伊藤園『お〜いお茶』のグローバルアンバサダーに就任。それだけでなく今年1月に、お〜いお茶はメジャーリーグおよびドジャースとパートナーシップ契約を締結した。
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「パートナーシップによって、今回の大谷の観戦チケットが当たるキャンペーンが実施中です。バーコードを集めて応募する抽選なのですが、そのバーコードがフリマアプリに出品されているほどです」
チケットはもう“普通”に買えないのか。
「2月16日正午スタートの先着順の一般販売が最後でしょう。懸賞やチケット転売サイトはありますが……。転売サイトへの出品は、たいていは試合の開催寸前まで売れ残れば値崩れしますが、今回に関しては求める人があまりにも多いので、極端に安くなることはないでしょう。席種によりますが現状、30〜40万円での取引が多いので、寸前になれば安い席であれば20万円台を出せば“生大谷”が見られるかもしれませんね」
“神”には、そう簡単に会えない──?