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東京・赤坂での舞台のロングラン公演や、体験型施設『スタジオツアー東京』がインバウンドにも話題のスポットとなるなど、世界規模で高い人気を誇っているのが映画『ハリー・ポッター』シリーズだ。
“小柄で毛むくじゃらなオッサン”化した元子役
このたび、米国のテレビ局による初のドラマ版も決定し、今年の夏から撮影が始まると公式発表された。
全7巻からなる原作小説を忠実に再現するとのことで、主人公のハリー役をはじめ大々的なオーディションが行われたという。
そうなると、映画版の出演者たちの今後も気になるところ。物語の舞台の地である英国在住の著述家、谷本真由美さんに現地の評判を聞いた。
「原作や映画自体に人気がなくなったわけではないのですが、メインの3人の子役であったダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントは、現在はすっかりお騒がせタレントとなっています。
彼らは、映画のヒットで得た莫大な報酬をもとに不動産投資などをして、大金持ちになりました。
また、小さなころから演技を学ぶ余裕があった裕福な家庭出身ということで、不況が続く英国では一般庶民の嫉妬の的なんですね」(谷本真由美さん、以下同)
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事実、ダニエル・ラドクリフは後半の『ハリー・ポッター』シリーズの撮影中に酒が手放せなくなり、アルコール依存症状態だったと自ら告白している。
「現在、彼が出演できているのはB級、C級の作品で、本人の役とか、変人の役ばかり。“小柄で毛むくじゃらなオッサン”化した彼の現在を、日本のハリポタファンが見たら幻滅してしまうでしょう。
エマ・ワトソンはわがままで、お高くとまった発言ばかりする勘違いセレブタレントとして知られるように。制作サイドにも扱いづらい存在とされているようで、テレビにも出なくなりました。しかも、現在の彼女のルックスは、現地の感覚からすると美人ではないんですよね……。
加えてロン役のルパート・グリンは、2024年に脱税のための会社をつくっていたとして、英国税務当局から約180万ポンド(約3・5億円)の追徴課税を命じられました」
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また、そんな3人と、原作者のJ.K.ローリング氏とはいまや共演NGだとか。
「政治的な主張の違いにより、両者の仲が最悪なんです。二度と一緒に仕事をすることはないと思われます」(谷本真由美さん)
人が幸福になるために本当に必要なもの
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まさに「人気子役の凋落」そのもの。日本の芦田愛菜や神木隆之介の品行方正ぶりは、いわば国宝級ということなのかも……。
人気者だった子役などの芸能人が依存症に陥りやすいのはなぜなのか。『依存症の人が「変わる」接し方』(主婦と生活社)の著書がある精神科専門医の山下悠毅さんはこう解説する。
「人が幸福になるために本当に必要なものとは、お金ではなく、役割なのです。
役者さんは、関わった作品がヒットすればするほど、“世の中に必要とされている、自分の役割がある”という幸福感を得られる。しかし、その“役割”を実感できる機会が減れば、幸福度は下がってしまいます。
アルコールなどの嗜好品は、気分を変える人生のスパイスとも呼べるものですが、幸福度が下がったタイミングで摂取し続けると“それがないと人生が物足りない=依存”という状態を経て、“わかってはいるけどやめられない=依存症”に陥る可能性につながるのです。
しかも、プレッシャーが強い芸能人の場合、幸福度のアップダウンは普通の人より大きいでしょう」
魔法使いになるより、子役になるほうが前途多難なのかもしれない。