中居正広

 雨が降るとある場所の駐車場には、自家用車に向かって足早に歩く男性の姿があった。

「おおぅ、びっくりしたぁ」

 週刊女性記者が近寄って声をかけたこの人物は、中居正広の実兄だ─。

《こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…。》

 中居は1月23日、公式ホームページでファンに向けて、そうコメントを発表した。2024年12月に女性とのトラブルが報じられたことで、芸能界からの引退を宣言。この公式ホームページも2月19日に閉鎖される。引退を宣言してから約1か月となるが、今はどうしているのか。

『女性セブン』によると、中居は都内にある超高級マンションの自宅に引きこもっているという。今は親族も公認の仲である、振付師で元ダンサーの恋人Mさんが、中居を支えているとも報じられた。

一時は破局説も囁かれた恋人・Mさん

Mさんと中居さんは、2011年ごろから交際をスタートさせたとされています。ふたりの出会いは、MさんがSMAPの振り付けを担当したことから。一時は破局も囁かれましたが、変わらず愛を育み続けていたようです。

 一方スキャンダルは、フジテレビの経営にまで影響を及ぼす大騒動に発展しています。女性とのトラブルは示談して解決済みとはいえ、騒動の発端は中居さんですから、そうとうな責任を感じているはず。フジテレビの第三者委員会の調査には協力すると話しているようですが……」(ワイドショーデスク、以下同)

 苦しむ中居を、恋人女性が一心に支え続けているというが、支援するのは彼女だけではないようだ。

中居正広のいない現場での収録となった『仰天ニュース』(番組公式Xより)

「中居さんの親族も心配して都内のマンションに駆けつけたとも報じられています」

 中居が家族を大切にしてきたのは有名な話。

中居さんは3人兄弟の末っ子で、お兄さんたちの子どもである甥っ子や姪っ子をとにかく溺愛しているのは、本人がテレビなどでよく話していました。長期休みには、中居さん持ちで親族全員をハワイ旅行に連れていくなど、家族と過ごす時間を大切にしていました」(スポーツ紙記者)

 芸能界での活躍も、家族に支えられていた。中居は、過去の雑誌インタビューでこんなことを話している。

この前僕がちょっと体調を崩した時にも、兄ちゃんは飛んできてくれた。「洗濯ぐらいオレがやってやるよ」って言ってくれて。いま兄弟3人バラバラに住んでいるから、より優しくなれるのかな。昔は姉ちゃんや弟、妹が欲しいと思ったこともあったけど、いまは兄ちゃんたちでよかったと思う。本当に

スーパーで働く中居の長兄を直撃

 また、芸能界きっての野球好きとして知られる中居だが、それも熱烈な巨人ファンであった父親の影響が色濃い。

 国民的アイドルであり、MCとしても大活躍してきた中居を形成したものこそ、家族だった。その“中居家が生んだスター”を、今は“中居ファミリー”が一丸となって支えているのか─。

 そこで週刊女性は、中居の兄に話を聞くため地方へ飛んだ。冒頭の場面に戻る。

──中居正広さんのお兄さんですよね?

「うん。何よ……」

──『週刊女性』ですが、正広さんのことで。

「何かと思ったよ。でも俺、急いでいるのよ。ごめんね、せっかく来てもらったけど、よくわからないのよ」

──正広さんの恋人であるMさんや親族が、中居さんを支えている?

「Mって誰だろう? 俺は全然わかんないよ」

──正広さんとは連絡をとっっている?

「全然、全然、とってない。騒動が起きてから、まったく話してないし、会ってもない。雑誌を見ているだけだから。真相もわからないし」

なんで引退しなきゃいけなくなったのか

2017年に中居正広との熱愛発覚時、元ダンサーのMさんが住んでいた都内マンション

──自慢の弟でもあったはずだが、芸能界を引退することについてどう感じた?

残念だよ。そりゃ、そうよ。でも、なんで引退しなきゃいけなくなったのか、理由がわからないからさ。一概に何とも言えないよね。そりゃあしょうがないねとか、もっとやったほうがいいとか、内容がわからないから、やたらと言えないじゃない」

──正広さんに何らかの連絡はしようとしている?

「してない、してない。できないよ。本人は大変なときだから、こっちから“どうしたの”と言うのもね。また連絡するのは落ち着いてから。そう家族で話し合って、今は触れないでおこうってなっているから

──SMAP再結成については、以前に何か話していた?

「わかんない。本人は何も言ってなかったから。ごめんね、あまり答えられることがなくて。わざわざ、ありがとう」

 そう話すと、車に乗り込み走り去った。

 一部では女性との間に、密室で意に沿わない性的行為があったとも報じられているが、その内容について、当事者から語られていない。

 中居は“貝”のように、その口を閉ざしたまま消えるつもりなのか─。