ひらがな以外にアルファベットが使用されるケースも。日本で登録された米軍の個人車両の「Y」や「A」の他、米軍経由で持ち込まれた個人車両の「E」などがある(撮影/加藤博人)

 日常の気になる疑問を解決!ナンバープレートに記載されてるひらがなの意味とは?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.ナンバープレートに記載されてるひらがなの意味とは?

A.車の種類によって分かれていますが、実は使用できないひらがなもあります。(自動車生活ジャーナリスト 加藤久美子さん)

 ひき逃げの捜査や速度違反の摘発など、各種取り締まりにも貢献するナンバープレート。

 大切な役割ですが、記載されているひらがなや数字にも意味があります、と自動車に知見のある自動車生活ジャーナリストの加藤久美子さん。

「ナンバープレートに記載されているひらがなは、車の種類によって変わります。よく知られているのは、レンタカーの『わ』ナンバー

『れ』が使用されるケースもありますが、これは沖縄などの観光地で利用者が多くなることから、追加で作成されたもの。あとは、自家用車か事業用車かなどで変わってくるんです」

 普通自動車の自家用車だと「さ」行から「ら」行までが使われ、事業用車の場合は「あ」行から「か」行までと「を」使うなどのルールがある。ただ、中には使用できないひらがなもあると、加藤さん。

『お・し・へ・ん』の4つです。『お』は遠くから見ると、他のひらがなに見間違いやすく、『し』は死を連想させ縁起が良くないとされています。『へ』は屁を連想させることから、イメージが悪く『ん』は発音がしづらいことが理由です」(加藤さん、以下同)

 この考えは、ひらがなだけではなく、隣に記載されている1~4桁の数字にも採用されている。

番号を希望した人を除き、下2桁が『42』や『49』といった数字は縁起が悪いとされ、発行されません。他にも米軍の個人車両では、西洋で不吉とされる『13』も発行されないんです