伊勢丹

 2月18日、株式会社三越伊勢丹ホールディングスは、販売したバレンタインチョコに“カビが生えていた”ことを明らかにした。

オンライン販売に加え、新潟伊勢丹と名古屋三越栄店で計260個を販売したといいます。現在は商品の自主回収を始めています。今のところ被害の申し出はないとのことです」(一般紙記者)

 2月10日、オンラインで購入した顧客からの問い合わせでカビの存在が発覚し、同日に販売を中止。オンラインによる購入などで特定可能な購入者には既に連絡しているという。

「特定できない顧客に対しては、購入した店舗への問い合わせを呼び掛けている状況です。今回、カビが生えていたチョコレートは『ショコラアソート ボワット マヤ』(16粒入り、1万9980円)と『ショコラアソート キューブ マヤ』(12粒入り、1万4040円)の高級チョコレートの2商品。どちらもフランスから輸入したチョコレートだったため、輸送中の環境や保管状況に問題があったのではないかと囁かれています」

《絶対にあってはならないこと》

 この問題について、ネット上では、

《三越伊勢丹で販売していたバレンタインチョコにカビなんて絶対にあってはならないことだし、信用できなくなる》

 など、三越伊勢丹の管理体制を疑問視する声が上がる一方で、

《輸入品ですもんね。管理が杜撰だったんだろう》 
《高級ブランドの
チョコレートであっても、輸入品はこうしたリスクがあることを改めて実感させられますね》

 と輸入チョコの管理方法に関しても、さまざまな意見が寄せられた。

「高級ブランドのチョコレートにカビが生えていたとなると、当然イメージは下がりますし、三越ブランドの信用問題につながりかねません。高級チョコは品質や顧客からの信頼が命。三越伊勢丹は今回の事態を重く受け止め、どう対策していくかを公表するべきだと思います」(前出)

 なぜカビが生える事態になったのか。体調不良者が出た場合の対応や今後の対策なども含めて、株式会社三越伊勢丹ホールディングスの広報部に問い合わせてみると、

「調査中のためお答えできません。(体調不良者が出た場合は)お客さまに寄り添い、個別に対応させていただきます。原因調査中のため具体的な施策についてはお答えできませんが、再発防止に向け、品質管理体制の一層の強化に努めてまいります」

 と回答があった。

 高級チョコブランドと三越伊勢丹の名誉回復のため、真摯な対応が求められるだろう。