佐藤隆太

 2月22日、俳優・佐藤隆太が主催し、5月3日に武道館で行われる予定だった『佐藤音楽祭』の開催が見送られることが公式サイトなどで発表された。

 佐藤本人も、自身のInstagramでコメントを発表。“佐藤音楽祭開催見送りのお知らせ”と題した文章が書かれた写真と共に、《皆さんにとても残念なお知らせをしなければなりません》と書き始め、心境を明かした。

 実際の投稿では、《僕自身戸惑いもあり、ちょっと言葉にするのが難しいのですが...今は申し訳なさと、悔しさと、無念さがごちゃ混ぜの状況です》《僭越ながら僕の25周年という事で出演を快諾して下さっていたアーティストの方々、日頃からお世話になっている先輩方や仲間たち...こんな事になってしまってすみません。僕の為にと動いて下さった委員会の皆さんには感謝しています。そして、改めて、楽しみにして下さった皆さん、ごめんなさい》と佐藤自身も複雑な心境を吐露した上で、謝罪の言葉を綴った。

《ここ何年かついてない》

「『佐藤音楽祭』は佐藤さんのデビュー25周年を記念して、長年の夢であった“フェス”を開催するという背景がありました。『木更津キャッツアイ』(2002年)で共演した俳優・岡田義徳さん、塚本高史さんや、芸人の宮川大輔さんなど、数名の出演者はすでに発表されていて、その他のミュージシャン等は後日発表される予定でした。1月30日に佐藤さんの本人がインスタグラムで開催を発表したばかりで、期待に胸躍らせていたタイミングでの断念となってしまい、ご本人もファンも落胆の思いでしょう」(芸能プロ関係者)

 すでに一部チケットは発売されており、その購入者に関しては、返金対応がされるという。急転直下の出来事に、ネットは騒然となり佐藤への同情の声が集まった。

《これは悲しい》
《この人、ここ何年かついてないよね?》
最近は踏んだり蹴ったりだね》

 今回の開催断念の報告は、過去のある騒動を思い出させると、前出・芸能プロ関係者は指摘する。

「2023年、中古車販売大手ビッグモーターの自動車保険の不正請求問題が発覚。当時CMキャラクターとして就任していた佐藤さんは、イメージ低下を懸念して、事務所との協議の末出演契約が解除されました。佐藤さんを守るための苦渋の判断でしたが、何も悪くない彼の契約解除に、当時も同情の声が聞かれていたんです」

 騒動から約2年。またもや、思うようにいかないもどかしさが彼に襲いかかった。

「今回の断念した詳しい理由は明かされていません。しかし、佐藤さんの謝罪の文面を見ると、運営側からの連絡があり、今回の方向性を告げられたことを示唆していましたので、企画を進めていくうえで、何かしらのトラブルがあったのかもしれませんね。本人の意思とは違う部分での白紙は、なかなか煮え切らないでしょう」(前出・芸能プロ関係者)

 次こそはいいニュースを。佐藤音楽祭の開催を待ちたい。