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2月27日、フジテレビは取締役会を開いて、今後の経営刷新についての議論をした。
「先週末から急にお客さん増えた」
「フジテレビは、2024年12月に中居正広さんの女性トラブルが報じられたことをきっかけに、男性社員が女性アナウンサーを接待の場に参加させる“上納文化”が指摘されています」(スポーツ紙記者、以下同)
この問題で、フジテレビへのCMを差し止めた企業は300社以上に。フジテレビは広告収入の大幅な減少が深刻化し、例年放送していた大型特番も見送りになる事態が続いている。
スポンサー離れが始まった当初、フジテレビのCM放送枠が、ほぼすべてACに差し替えになったことが話題になったが、
「最近では、ACのCMに加えて、フジテレビ系で放送中の連続ドラマや『サザエさん』といった自社番組の宣伝と、フジテレビが製作した映画『アンダーニンジャ』のCMが繰り返し放送されています」
窮地に立たされているフジテレビだが、
「そうしたCMを繰り返し放送している効果なのか、映画『アンダーニンジャ』の動員が増えているようなんです。2月12日には監督の福田雄一さんが自身のXで、ある映画館のランキングを引用して《先週末から急にお客さん増えたって、本当だったんだ》と投稿。その後も、喜びの声を何度も発信しています。2月26日には、興行収入が10億円を超えたことを報告していました」(映画ライター)
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こうした突然のヒットにネット上でも驚きの反応が多く、
《フジテレビスポンサー離れたおかげ?でアンダーニンジャのCM1日中流れててその効果なのか興行収入伸びてるらしくて面白い》
《アンダーニンジャ満席みたいだからCMの力はすごいね》
《フジがスポンサーにCM料金を返金、ACを流す義務がなくなり、自社コンテンツのCMを大量投下。そこにライト層が食いついて“まさかの”ブレイク》
といった声があがった。
一方で福田監督は、この“V字回復”について、
《いやあ、口コミのパワーって凄いっ!》
《クチコミで伸びるっていうのが、なにげに1番嬉しかったりする》
と、映画への“評価”によるものだと思っている様子。
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「口コミのパワー」よりも実際は
「ただ、複数の映画レビューサイトでは“低評価”が多くつけられており、酷評コメントも多いんです。そのため、ネットで指摘されているように、口コミというよりは“CM特需”なのではないでしょうか」(前出・映画ライター)
実際にレビューサイトを確認してみると、
《ストーリーも終始意味不明で清々しいまでの駄作》
《劇場で見た映画の中で一番つまらなかった》
《イマイチな作品に出会うことは数あれどこれほど残念な気持ちになるのは本当に稀》
といったコメントが見受けられた。CMを連発するだけでは、評価はあがらないようだ。