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カップ麺『赤いきつね』ウェブCMの女性キャラクターの表現が“性的では?”とネット上で賛否になっている東洋水産の公式Xと、計測器の大手メーカー、タニタの公式Xでのアカウントのやりとりが、ネット上で論争になっている。
ウェブCMの炎上にはノーコメントの東洋水産
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東洋水産はWeb CMの炎上に関してノーコメントを貫き、SNSも通常運転を続けている状況だ。
「今回の論争の発端は、タニタの公式Xが東洋水産の公式Xをフォローしたことです。公式アカウント同士のやりとりに、さまざまな論争が起こっています」(ITジャーナリスト、以下同)
2月25日、東洋水産の公式が「タニタさんがフォローしてきた! にげる ぼうぎょ はかる なかまになる」
と投稿した。それを引用ポストする形でタニタ公式が、
「恐がることはないんだよ。友だちになろう」
と投稿。さらに東洋水産が、
「タニタさんからお返事きた。震えながら、とりあえずフォロバしました…(うちの体重計がタニタ製であることを祈るばかりです)」
と投稿。この一連の流れに関してネット上では
《炎上があったこのタイミングでフォローしてんのは確かに何らかの意思表示っぽい》
《タニタの炎上は無意味すぎて草。栗もないのになんで自ら火中に手を突っ込む?》
《企業は全ての関係者と信頼を築くべきで、誰かがマイナスな感情になることを茶化すべきではない》
《東洋水産フォローしただけで叩かれるタニタかわいそう》
《まだ「○○ちゃんと遊ばないほうがいいよ」みたいな小学生ムーブしてんのかよ》
と賛否の声があがっている。
「内輪ノリが寒い」
「このネット上での論争に反応してか、タニタ公式は“もちつけ”と投稿。かなり前に流行ったネット用語での投稿に、“インターネット老人会”“タニタの購買層が50代くらいの男性ってこと?”と揶揄の声もあがっていました」
また、このような赤いきつねのweb CMに関連した賛否の声のほかに
《内輪ノリは寒いんだよ》
《お客様が見えていない。これって広報として致命的だよな》
《企業でX担当になる人ってどういう人材なのか気になる。炎上多すぎてw》
《企業アカウントが自我出してるのがキモいんだよ》
《投稿のチェックフローがなさそうで心配》
といった、自我のある企業アカウントを憂慮するコメントもあがっている。
「タニタや東洋水産のように、担当者の自我があるような企業公式アカウントは少なくありません。親しみやすいなどの利点もありますが、最近は内輪ノリが寒かったり、スベっているものも多い。一般人のポストに “(破れないストッキングは)都市伝説、陰謀論”などと公式アカウントが投稿し、最終的に謝罪した『靴下屋』の炎上が記憶に新しいですが、炎上のリスクと隣り合わせの運用方法だと思います」
東洋水産の公式が2月26日に投稿した「いつの日か30万フォロワーを達成してみたいです(当分無理だな...)」というポストには、サッポロビール、アース製薬、フジッコの“自我のある公式アカウント”が反応している。
漏れ出た担当者の自我が、いらぬ炎上を引き起こさないといいのだが。