
2月23日、天皇誕生日の一般参賀が行われ、天皇、皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻、愛子さま、佳子さまの6名がお出ましになられた。茨城県在住の野口貴代さん(58)はおよそ1時間かけて、皇居まで足を運んだという。
ご出勤の“実態”が話題に
「新年の一般参賀はコロナ前に家族で来たことがありますが、天皇誕生日の一般参賀は初めてです。愛子さまを拝見するのは初めてで、楽しみにしていたのですが、位置が悪く少し遠かったので、陛下や皇族方のお顔はあまり見えず……。家に帰って写真を見返したいと思います。実は、陛下が皇太子時代に雅子さまと結婚した際にも記帳したことがあり、今回も記念に記帳をしに行こうと思います」
千葉県在住の62歳の女性は佳子さまがお目当てだったと話す。
「初めて佳子さまを見ましたが、お綺麗でびっくりしました。最近はお出ましの回数が多いようですし、お仕事も頑張っていると報道で拝見しています。結婚についてはお考えになっているのでしょうか。そろそろ結婚されてもおかしくないでしょうが、悠仁さまの成年式もありますし、後ろ倒しにならなければいいのですが……」
“慶事”の時期について、国民からの注目を集める佳子さま。最近は籍を置いている一般社団法人『全日本ろうあ連盟』への出勤姿が話題になった。
「'21年に就職されて以降、出勤のご様子が見えないなど、その勤務実態を疑う声が上がりました。しかし、昨年7月には『FRIDAY』、今年に入ってからは『女性自身』でご出勤の様子が報じられています。佳子さまはこれまで週3日の勤務でしたが、現在は週2日に減らし、必要に応じてテレワークを活用しているそうです」(皇室担当記者)
2月下旬、佳子さまの職場近くに住む男性は、佳子さまのお姿を目撃していた。
「なにやら物々しい雰囲気だったので、何かと思ったのですが、『全日本ろうあ連盟』のビルから出てくる佳子さまの姿が見えたのです。前後に2人ずつSPらしき人がついていて、ほかにも何人か佳子さまの警備を行っている人がいました。全員で7人いたかと思います」
このSPの人数は以前と比べると異例のことだという。
「ICU(国際基督教大学)の在学中は2~3人程度だったので、今は倍以上の人数が警護に当たっていることになります。悠仁さまの成年式関連の行事も近いですが、だからといって、警備を厚くするとは思えません。佳子さま本人に“何かしらの動き”があるからと考えるのが自然なのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)
6月のブラジル訪問前に“駆け込み婚”!?
出勤姿が目撃される一方で、過去にはICUをご卒業後、進学も就職もしなかったことで“ロイヤルニート”と揶揄されたこともあった。最近は皇族として、最も重要なお務めである宮中祭祀に加え、お仕事や公務も多忙を極めている。
「出勤が週2日になったのも、公務がお忙しいということが理由です。秋篠宮家は公務の数が多く、中でも佳子さまは昨年だけで130件を超え、3日に1回程度のペースでした。 昨年は5月にギリシャを公式訪問されましたが、今年の6月には外交関係樹立130周年を迎えたブラジルを訪問されることが決まっています。最近の佳子さまのご活動からすると“ロイヤルニート”からは程遠く、内親王としての仕事に精力的に取り組まれていると思います」(皇室ジャーナリスト、以下同)

昨年30歳という節目の年を迎えられ、姉の眞子さんが小室圭さんと結婚した年齢に達した佳子さま。結婚について取り沙汰されることも増えているが、公務やお仕事に加え、悠仁さまの成年式関連の行事なども相まって、そのタイミングを図る必要があるという。
「お相手がいる場合は、いつ婚約発表があってもおかしくないご年齢に達しています。眞子さんの場合は、'17年5月に圭さんとの婚約が報じられましたが、眞子さんはその報道から約2週間後の5月末からブータンを公式訪問しています。そうしたことを踏まえると、もしかしたらブラジル訪問の前に“駆け込み婚”を発表される可能性もあり得るのでは」
ブラジル訪問前に婚約発表するメリットとデメリット
皇室制度に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授は、佳子さまの結婚時期について、次のように推測する。
「今後いつ発表があっても不思議ではありません。ただ、政府は女性宮家の創設について、議論を進めているところです。女性が結婚後も皇室にとどまることが決まると、佳子さまのお気持ちやお相手の考えにも当然影響するので、その法案決定の前に婚約発表をされるかもしれません。今のところ正式にお相手の存在は公表されていませんが、“そうした動き”が進んでいることも考えられます」
もし今年中に婚約を発表される場合、ブラジル訪問前が最も適したタイミングだという。
「悠仁さまの成年式が9月に予定されているので、その直前に発表することは難しいと思います。話題が佳子さまの婚約に集中してしまい、成年式の話題が薄れてしまうからです。一方で、ブラジル訪問前であれば、婚約中の内親王の訪問ということで話題性は高まるので、訪問前に発表する意味はあるでしょう。しかし、“皇室を離れることが決まった内親王の訪問”ということのデメリットも生まれます。その判断を関係者がどう考えるかによると思います」(小田部名誉教授)

現在、皇室一の公務数を担う佳子さまは、着々とご結婚の準備を進められているのかもしれない。小田部名誉教授は公務に臨む佳子さまのご心情についてこう語る。
「精力的にご公務をこなされてきましたが、それは結婚して皇室を離れる前に、“公務はしっかり行っておきたい”という責任感の表れなのではないでしょうか。また、悠仁さまが独り立ちをし、ご公務を行えるようになれば、佳子さまのご負担も軽減することでしょう。そうした意味で、悠仁さまの成年式は佳子さまにとっても、大きな意味を持つと思います」
今や皇室にとって、なくてはならない存在になっている佳子さま。晴れて成年を迎えた弟にバトンタッチし、“駆け込み婚”でゴールインなるかーー。
小田部雄次 静岡福祉大学名誉教授。日本近現代皇室史を専門とし、『皇室と学問 昭和天皇の粘菌学から秋篠宮の鳥学まで』など著書多数