
3月3日、バラエティー番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)が放送。今回の放送回には、アーティストのこっちのけんとがゲスト出演。自身のことから、家族のことまで様々なエピソードを明かした。
「こっちのけんとさんは、SNSを中心にマルチクリエイターとして活躍。2024年5月に配信が開始された『はいよろこんで』が大ブレークし、NHK紅白歌合戦にも出場するなど大活躍しています。実兄は俳優の菅田将暉さん、実弟は現在NHK朝の連続テレビ小説『おむすび』に出演している俳優の菅生新樹さんで、3人兄弟が全員芸能界と関わる生粋の芸能一家です」(芸能プロ関係者)
同番組では、3兄弟で芸能界に足を踏み入れている家族の“最強教育法”と題されたエピソードが明かされた。
《こっちのけんとさんちなかなかしんどい》
冒頭から、ご両親が自宅出産し父親が取り上げたなど、驚きの考え方が続出。その後も毎日食事中はテレビを切り、“今日良かったこと3つ言う”というルールが設けられていたことや、勉強机の上には『アホに自由はない』と書かれた紙が置かれ、人生の選択肢を増やしたいと言う父親の思いを感じながら過ごしていたと語っていたのだ。
放送中、周りの出演者と笑いながら面白おかしく話していたこっちのけんと。しかし、親の思いの強い教育法に疑問に感じる視聴者が続出し、Xには、“笑えない”との声が集まってしまった。
《こっちのけんとさんちなかなかしんどい》
《なんやろ...家族の話が全然良い話に感じない...》
《父親も母親もめちやくちゃ過ぎてかわいそうになってくる》
《そんな家族といると胸がぎゅってなるわな》
《そんな家族じゃ、こっちのけんともメンタルやられるわ...と思った》
親の期待に応えようと子供ながらに気を遣っていたであろう彼への同情も集まっていた。視聴者が彼へ同情を向けてしまう背景には、彼が今も患っている病が関係しているだろうと前出・芸能プロ関係者は言う。
「こっちのけんとさんは、2002年の会社員時代にうつ病を発症。のちに双極性障害と診断されたことを公表していたんです。『はいよろこんで』が大ブレイク後の2025年1月には、その病の影響もあり、芸能活動を一時的にセーブすることを発表していました」
子供の頃から当たり前となってい“気遣い”。人気とは裏腹に、心の状態とうまく付き合っていくことが重要な時期だが、セーブ後は少しずつ動きだしているようだ。
「3月上旬には自身のXを更新し、《ぼちぼちセーブ期間を終えようとしてます》《みるみる回復してまいりました》と笑顔の写真とともに報告。少しずつ回復していることを示唆していました。人一倍才能を持っていることは間違いないですから、音楽を楽しみにしつつ、無理せず芸能活動が出来ることを祈りたいですね」(同・芸能プロ関係者)
周りを気にせず、こっちのけんとの世界を見せてもらいたい。