
YouTuberから女性ファッション誌『CanCam』専属モデルへの抜擢で注目を集めた『中町兄妹』の中町綾。しかし3月4日、兄と運営するYouTubeチャンネルにアップした動画で、専属モデルを降板することを発表した。『CanCam』公式サイトの専属モデル一覧からは、既に中町の名前が消えている。
「そもそも一般人」
中町が専属モデルを降板することになったきっかけは、1月28日に発生した埼玉・八潮市の道路陥没事故を巡る不謹慎発言だった。既に動画は削除されているが、2月2日に更新した動画で陥没事故を引き合いに出し、「日々どう生きるかを学んでいて。でも、秒で死んだらおもろいよね」「余裕で穴落ちて死んだんだけど、みたいな」と発言。兄の中町JPと揃って手を叩いて爆笑する姿が批判を呼び、大炎上を招いた。
炎上を受け、2月9日には謝罪動画をアップしたものの、その謝罪動画すらも《ふてくされてる感がすごい》と批判される始末に。その後、YouTubeの更新をしばらくストップしていたが、3月4日にはさらなる謝罪の動画を投稿し、八潮市に対して寄付をおこなったことも明かしている。
専属モデルに抜擢された当時から、《そもそも一般人YouTuberじゃん》《他のモデルさんたちに失礼だわ》《このレベルでCanCamモデルって……》と、モデルとしてのレベルを疑問視する声があがっていた中町。今回の降板に納得する声も多いが……。
リスクマネジメント対策は
「炎上騒動の余波は大きく、『CanCam』以外にも下着ブランドの『ピーチ・ジョン』が中町さんを起用した新ビジュアルと動画の公開を中止しました。また、ファッションブランドの『MERCURYDUO』と『MARY QUANT』も、ECサイトやWEBマガジンなどから彼女を使ったビジュアルを一斉削除しています。
自身がプロデュースするスキンケアブランド『ASUNE』とアパレルブランド『JUST A NOON』も、新商品発売が延期に。今回の謝罪動画で“YouTube以外の外部のお仕事に関しては自粛・辞退させていただきました”と話している通り、動画投稿以外の仕事は当面すべて失った状況ですね」(スポーツ紙記者)

軽率な“ひと言”で多くの仕事を失うことになった中町兄妹に、
《やっぱりちゃんとした事務所に所属していない分、リスク管理が甘かったね》
《失言で簡単にボロが出るような人間を、イメージが大事なモデルに起用するのは危険すぎた》
など、厳しい声があがっている。リスク管理に関しては、謝罪動画で「今後はチームの対策として外部から人間を入れ動画をチェックすることに決めました」と語っているように、対策を取って活動していくようだ。
『CanCam』専属モデル起用時には、東京ドームでおこなわれたイベントで「今まではモデルに憧れている人生だったんですけど、これからは皆さんに憧れられるモデルさんになれるように頑張る」と、夢を語っていた中町綾。騒動ですべて台無しになってしまったが、ここから逆転劇を見せることはできるだろうか――。