
3月7日、三重交通の公式X(旧Twitter)で三重交通公式『神都あかり』と『鈴鹿翔流』の2頭身デザインが公開された。
「昨年、三重交通は創立80周年を迎え、記念事業の一環として運転士の男女キャラクターが制作されました。2頭身デザインはバスのラッピングやグッズなどで展開される予定だそうです」(地方新聞記者、以下同)
片手を上げて腰を捻ったポーズ

この男女キャラクターのデザインを巡って、過去に一度、ネット上で騒動が起こったことがある。
「女性キャラクターの『神都あかり』は、23歳で明るく前向きな性格。小さい頃から夢だった三重交通のバス運転士になったという設定です。男性キャラクターが帽子に手をかけ、足を広げて立っているのに対し、女性は片手を上げて腰を捻ったポーズを取っており、いわゆる“萌え絵”にあたるとされ、“性的ではないか”という批判が寄せられました。
しかし、三重交通は“今回のキャンペーンに変更はありません”と一蹴。その後もキャラクターデザインの変更はなく、今回のデフォルメされた2頭身デザインの制作に至ったのだと思います」
今回は昨年制作した男女キャラクターのポーズや表情を元に、2頭身にリデザインしたもの。この2頭身デザインに対し、ネット上では、
《なんで女性運転手キャラは腰をひねらせているんだろうか?男性運転手キャラはピシッとしているのに》
《2頭身にしてもどうしても腰をくねらせたいの気持ち悪すぎる》
《この会社はどうしても女に頬染め内股くねり幼稚ポーズをとらせないと気が済まない呪いにでもかかってんの?》
などの声が上がる一方で、
《過剰に反応しすぎ。こんなので炎上するのおかしいし、三重交通も大変だな》
《「性的搾取」「女性蔑視」等とわめいている人がいるそうですが、これのどこが性的なのか》
《変な連中の難癖に負けずに頑張ってください》
と、三重交通を擁護する意見も見受けられた。
三重交通に問い合わせると

今回の2頭身デザインの意図や一部で“性的”と指摘されることについて、三重交通株式会社広報課に問い合わせると、
「当社公式キャラクターは昨年1月に、三重交通グループ創立80周年を記念して制作したものであり、弊社としては懸念されているような意図はございません。今回の2頭身デザインは、そのキャラクターを2頭身化したものでございますので、同様に問題ないものと考えており、制作いたしました。
2頭身デザインについては、今後、バスラッピングやノベルティグッズの制作など、幅広く展開をしていくに当たって制作したものでございます」
と回答があった。
度々問題になる“萌え絵”。難癖とも言えるネット上の意見に対し、企業側は正当な批判なのか見極めることが重要になりそうだ。