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本番中は「気持ちのいい人でいたいと思う」と真矢


 女優の真矢ミキが、朝の情報番組『白熱ライブ ビビット』(TBS系毎週月~金曜朝8時放送)の司会を担当して1か月が過ぎた。

「しゃべりが放送時間内に収まらなかったり、来週なのに明日と言ってみたり、時間を気にして主語が飛んじゃったり、失敗も多く、毎日が刺激的(ビビット)で勉強です」

 毎朝4時に起床、5時に局入りし、打ち合わせ会議を経て、本番に臨む。

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颯爽と歩く姿はドラマのワンシーンのよう。「この1か月は人生を振り返ったときに、重要な時期だったと思える」

「深夜2時、3時に寝ることが当たり前だったので、5、6時間前倒しの生活をするようにして、ようやく慣れてきたところです」

 これまで司会の経験はあるが、生放送の帯番組は初めて。同じライブでも宝塚時代の舞台とは勝手が違う。

「宝塚では、毎公演楽しんでいただけるように舞台に立つことを心がけていましたが、今は時事ネタから芸能まで幅広い情報を、視聴者にいかに心地よく受け取ってもらえるか苦心しています」

 そのための工夫を、前述のバレーボールにたとえて、

「(守備専門の)リベロが必要だったり、急角度でボールが落ちてきたりしたときに、絶対にボールを落とさないように共演者スタッフに助けられて、チームワークが毎日培われていると感じています」

 "朝の顔"としての新境地は、今年から所属事務所を変わり、ひらがなからカタカナへの改名にも表れる。

「宝塚トップになった名前ですが、執着はまったくなく、心機一転です。改名して、お芝居に初心者のつもりで向き合おうとしていた矢先に、司会の仕事をいただき、なぜ? とも思いました。でも、自分の間口を広げてやってみたら何かが見えてくるかなと。人生には、何度か腹をくくって飛び込んだほうがいいことがあると思うタイプなので、今回は、それにならって勘で受けることにしました(笑い)」

 できる上司やクールで強い女の役が多く、自身とリンクされることも。

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控室ではデスクがわりのイスでメモをとりながらプロデューサーと打ち合わせ。「本番に次いで大事な時間です」 撮影/廣瀬靖士


「世間のイメージを自分にあてはめていたところがあったと思います。でも生番組では私の不器用なところが、自然に出ていると思います。そういう自分らしさを背伸びせずあるがままに出して生きていきたいと。素が出すぎて叱咤激励されることがあると思いますが、受け入れていきたいです」