
‘02年にジャニーズ事務所に入所した秋山大河氏。同期には元『NEWS』の手越祐也や、『Kis-My-Ft2』玉森裕太といった、そうそうたる面々がいる。’20年に事務所を退所するまでは、ジャニーズJr.の4人組グループ『MADE』のメンバーとして存在感を発揮し続けた。現在は、振付やキャスティングなどの仕事に携わり、裏方として芸能界を支えている。
旧ジャニーズ退所後、裏方に回った理由
そんな秋山氏が3月25日に東京都台東区にある劇場『キネマ倶楽部』で行われる、ボーイズグループ『真夜中のサーカス』のお披露目公演の構成を担当する。
「今回のお披露目公演に出演するメンバーの5人は、過去にいろいろな挫折を経験しています。どうやって挽回しようか模索している姿が素敵だなと、初めて会った時に感じました。こうした部分はエンタメのキラキラしたものとは正反対ではありますが、泥臭くてかっこいいですし、彼らから刺激を受けない日はありません。
全員の人生を背負っているという点に緊張感はありますし、彼らにしかできないものを作るというのに難しさはありますが、イチから細かいところまですべてを作るというところにやりがいを感じています」
秋山氏は旧ジャニーズ事務所を退所して以降の約4年間、一度も表舞台に立つことなく、裏方に徹してきた。その理由について、次のように語る。
「元々は持病があったこともあり、ステージ上で何かあったら怖いという不安がありました。それから、所属していた事務所を離れてからは表の仕事はしないと決めていたんです。事務所に所属していたころ、エンターテイメントを作ることを勉強させていただいて、それがきっかけでいろいろな方々に支えられて表に出させて頂いていることを実感しました。
事務所で経験させていただいたことを生かして、今後自分に何ができるだろうと考えた時、今までの経験を活かして僕の表現を楽しんでいただけたら嬉しいなと思ったんです。表に立つタレントさんのお力もお借りしながら自分にしか作れない作品づくりや自分がサポートする事でより良い作品を作れるようになろうと決めました」
プレイヤーの気持ちを理解しながら
表舞台に立っていた経験がある彼だからこそ、作り手として大切にしていることがあるという。
「プレイヤーとして頑張っているタレントをとにかく支えることです。僕自身、表に立つ上でいろいろな方々に支えられてきました。だからこそ、“周囲の人たちの求めている120%の仕事をしないといけない”という意識があったんです。
常に、どんな形でもいいから必ず成果を出すという気持ちでいられたのは、周囲の支えがあったからだと思います。今プレイヤーとして頑張っているタレントたちの苦労とか悩みとか、全てではないですが、理解できることもたくさんあると思います。だから、何か胸の中に抱えていることがあったらすぐに聞いてほしいです」

裏方として活動を始めて今年で5年目。今後の目標について、秋山氏は次のように語る。
「とにかく、より面白いものを作っていきたいです。振付や演出だけでなく、キャスティングの仕事もしているので、いろいろな人とつながって新しいものを作ってみたいです。僕はSNSをやっていませんが、周りの方から“せっかくたくさんの作品を作っているんだから、発信したら?”とアドバイスをいただいていて。自分が携わった作品や、活動について見ていただけたら、新しい出会いがあるかもしれないので、仕事のアカウント作成を今検討しています」
裏方・秋山大河としての今後の活躍に注目したい。
【真夜中のサーカス公式HP】
https://www.monsterfarm-official.com/midnight-circus
【真夜中のサーカス】「The First Call」チケットページ
https://t.livepocket.jp/e/mayonaka_firstcall