
3月20日に公開された映画『白雪姫』を酷評する声が上がっている。1937年に発表された世界初のカラー長編アニメーション映画『白雪姫』の実写版映画だ。
白馬の王子様が登場しない『白雪姫』
「今回の実写化では、1937年のアニメーションから変更された部分がとにかく多いんです。まず“白馬の王子様”は登場せず、白雪姫が“王子様を待つ可憐なお姫様”から“強いリーダー”になっています。非力なお姫様が王子様に救われるのではなく、女性自身で未来を切り拓いていく、今っぽいといえば今っぽいストーリー展開です。
さらに『白雪姫』という命名の由来が、原作は “雪のように白い肌だから”なのに対し、実写では“雪嵐の中を生き残ったから”になっていたりもします。強い女性を表したかったのでしょうが、大胆な改変についていけない人が多いのは仕方ないと思います」(映画ライター、以下同)
SNSや口コミサイトでは
《確実に今年ワースト級の駄作》
《何を見せられてるんだ感がすごい》
《今すぐ見たことを忘れたい地獄》
《白雪姫じゃない!これに尽きる》
《普通に実写化することできなかったんか?》
《ディズニーアニメの白雪姫が好きな人ほどやめておいた方がいい》
《この企画にいかように大金が投じられ、そして破綻するに至ったか、是非ドキュメンタリーを作って欲しい》
と、酷評の嵐となっている。
「そもそも公開前から、白雪姫役に非白人のレイチェル・ゼグラーを抜擢した事が、原作を重んじるファンからの批判を浴びていました。特に多かったのは“肌が雪のように白い”とされる白雪姫のイメージに合わないという意見です」
王子様をストーカー扱い
そんな批判の声への反発か、レイチェルは過去に過激な発言をしている。
「2022年のインタビューで、“もう1937年(アニメーション映画が公開された年)ではない”“王子様に救われるのでもなく、真実の愛を夢見るのでもない。リーダーになることを夢見ている”と発言しました。さらに“(オリジナル版は)白雪姫につきまとう男”とのラブストーリーだともコメント。王子様をストーカー扱いする発言は世間を驚かせ、彼女への批判の声はさらに高まりました」
海外でも評判が良いとは言えず、予告編が公開された段階で
《この映画を救えるものは何もない》
《俺は人生で初めて毒りんごを応援している》
《実写版が作られて良かったと思えることがあるとしたら、それはオリジナルの白雪姫がどれだけ素晴らしかったかを再確認できることだけ》
《白雪姫という普通にやれば大成功になるだったはずだった映画を台無しにしてしまった》
《白雪姫と7枚しか売れないチケット》
《この映画を映画館で見たら途中で出て行く自信がある、例え飛行機の機内映画だったとしても出て行くだろう》
といった声があがっていた。
散々だった前評判を、劇場公開で覆す…とはいかなかったようだ。