timelesz公式HPより

「'19年に亡くなったジャニー喜多川氏の性加害問題に伴い、事務所の名前を変更し、新たな“スタート”を切ったSTARTO ENTERTAINMENT社。そんな同社は現在、ジャニー氏の問題で悪化したイメージを回復させようと、新生『timelesz』の人気にあやかった秘策を水面下で進めているようなんです」(芸能プロ関係者、以下同)

ジュニア解体と頼みの綱のtimelesz

完売続出!新生timelesz表紙の『anan』

 '23年、性加害問題が表面化し、旧ジャニーズ事務所は大幅な組織改革が求められた。

「そのひとつとして、いくつかのグループは改名を余儀なくされ、“ジャニーズ”という呼称は一掃されることに。『ジャニーズJr.』もそのひとつであり、現在は『ジュニア』として活動しています」

 しかしSTARTO社は、呼称変更にとどまらず、ジュニアの人気グループだった『HiHi Jets』『美 少年』『7MEN侍』を突如解体。この3つのグループに属していたメンバーらをシャッフルさせたのち、新たな3グループを結成すると発表した。

「この突然の“ジュニア解体”に納得できないファンも多かったとか。しかし、HiHi Jetsの『Jets』には“ジャニーズ”という意味も入ってしまっているんです。STARTO社としてもやむを得ない事情を抱えていたようです」(スポーツ紙記者、以下同)

 そんな中、事務所の頼みの綱がtimeleszだといわれている。

「'24年、『Sexy Zone』時代からのメンバーである菊池風磨さん、佐藤勝利さん、松島聡さんは、オーディション企画『timelesz project』、通称タイプロを実施。timeleszは、タイプロを通過した新メンバーを加え、8人で新たなスタートを切りました」

 このタイプロは、旧ジャニーズ時代には存在しなかったオーディションスタイルを採用して大バズリ。

「旧ジャニーズ時代は、オーディションの様子は完全非公開。かつ、ジャニー喜多川氏に最終決定権があったといわれています。一方のタイプロは、オーディションの全容がNetflixで全世界に配信され、閉鎖的だった事務所の体制を変えたといえるでしょう。現在、timeleszのファンクラブ会員数は80万人を突破。事務所としてもこの“バブル”にあやかりたいと考えているようです」

timeleszの“大人の事情”

'24年10月、timeleszの既存メンバー3人で出演したスーツ量販店AOKIのCM

 しかし、広告代理店関係者によると、現在のtimeleszは、とある“大人の事情”を抱えているという。

「STARTO社はtimeleszの新メンバー発表前から、広告代理店など各方面にグループを猛プッシュしていたんです。しかしここで、既存メンバー3人が個人で携わった広告関連の仕事が多かったことで問題が起こりました。佐藤さんはコスメブランド、松島さんはスキンケアブランドのCMに出演中。また、菊池さんは多くの広告に関わっており、食器用洗剤からプロテイン、人材派遣会社など多岐にわたります」

 広告代理店には、既存のスポンサーと競合している企業とのタイアップは避けなければならないという“絶対的ルール”が存在する。

「代理店は競合スポンサーを避けつつ、楽曲のタイアップやアリーナツアーのスポンサー集めに奔走しています。しかし、このような大人の事情を抱えていることで、意外にもスポンサー探しに苦戦を強いられているんです」

 事務所や広告代理店など仕事に関わる多くの大人たちは“timeleszバブル”に翻弄されている!?