
京都・車折神社の公式X(旧ツイッター)の“炎上”による余波が続いている。
同アカウントはすでに削除されているが、Xユーザーの間では議論が継続しているほか、同社の“コラボレーショングッズ”に対する影響も出ているようだ。
SNS運用が物議
「車折神社は、公式サイトに《金運/良縁/厄除け/学業/芸能(芸術)の神社(パワースポット)》とありますが、削除される前の公式Xは芸能や芸術方面のアピールが強かった印象。というのも、さまざまな有名人の“車折神社で参拝した”といった報告や、イラストレーターの作品投稿などをリポストすることが多かったからです」(スポーツ紙記者)
そんな車折神社の公式Xだが、3月18日にある《AI絵師》が作成したという画像をアカウントのアイコンに採用すると、《芸能も祀ってる割に他人の努力を吸い取ったAI公認してるのやばない?》などと疑問視する声が続出。
さらに、同社公式Xがリポストしていた複数のAI作品の中に“セクシーな作風”のものも多く含まれていたため、《ほんとに神社の公式なの?!》という物議を醸すことにもなった。
結局、車折神社は3月22日に《公式Xアカウントを削除し、今後あらゆるSNS運用を行なわない方針とさせて頂く運びとなりました》と発表し、後に実行。
しかし、X上ではこの件をきっかけに勃発した“生成AIの活用に慎重なネットユーザー”と“生成AIの活用に前向きなネットユーザー”の議論が続いている。
また、やはり神社の公式アカウントでありながら、性的な作風の画像を《リポストしまくった》ことに違和感、不快感を抱いているSNSユーザーも多いようだが……。
スリコの推し活お守り、縁起悪い
「車折神社に関しては現在、雑貨チェーン『3COINS』でコラボグッズ『推し活お守り』が販売されています。有名人やアニメキャラクターなどの“推し”を応援するための活動である“推し活”は、昨今のブーム。
《車折神社にてご祈祷済み》と掲げられている『推し活お守り』は、ピンクの『推幸守』、ブルーの『当選祈願』、パープルの『ファンサ祈願』、イエローの『ウルトラ開運』といったバリエーションがあります」(アイドル誌ライター)

しかし、Xでの騒動を経て、
《なんでスリコの推し活お守り、こんなところに依頼したんだろ…ご利益微塵もなさそうやん…ショックで悲しい》
《スリコのウルトラ開運お守り買ってこようかと思ったら、祈祷した神社が炎上してるじゃん。縁起悪いからやめとくか》
《スリコのお守りは車折神社なので買いたくない》
《自分はスリコとかのお守り買って無いけど、公式アカウントの運用内容みたら、まあ自分だったら持ってる事に後悔しそう》
《AIに関しては、使い方次第だと思ってるから賛成でも反対でもないけど。。。スリコのコラボしてたお守りとか、去年購入したお守りとか返納しに行こ。。》
という声も出てしまっている。
3月28日現在、『3COINS』通販サイトでは売り切れ中の『推し活お守り』も多いが、都内ではまだ4種類とも購入可能な店舗も。しかし、騒動でネガティブなイメージがついていたら、『3COINS』にとってはご利益どころか、とんだ災難だろう……。