
副業、兼業。複数の肩書を持ち、いろいろな分野で仕事をこなすスタイルが珍しくない昨今。芸能界にも複数の顔を持つ人がちらほら。
「日々、健康にね。笑顔で生きていけたらいいなと思ってますね。いつも“生きてることは幸せやな”って、夫婦で話しますし」
そう話したのは、藤原紀香(53)。『第16回 みんなで選ぶ 温泉大賞(R)』の授賞式にスペシャルゲストとして登場した際、夫・片岡愛之助との結婚記念日を祝福され、そのように話した。ここでの彼女は、“梨園の妻”だ。
万博では“館長”に
「'24年11月に愛之助さんが稽古中に顎や鼻の骨を折る重傷を負いました。3月4日に舞台『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』で復帰。復帰日は着物姿の紀香さんが劇場の外でひいきの客をお出迎え。チケットを手渡し、丁寧に頭を下げて応対していました」(歌舞伎関係者)
続く肩書は“館長”。
「4月13日から開催される『大阪・関西万博』の“日本館名誉館長”に就任しています。会期中は日本館を代表し、国内外から訪れる賓客の接遇を行うなど、日本館の魅力を広く発信するとのことです」(スポーツ紙記者、以下同)
今回の万博での日本館は、「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに、循環型社会の実現に向けた発見を提供するという。
「就任式に出席した紀香さんは真っ白のスーツ姿。胸には赤いバラのコサージュ。おそらく白地に赤で日の丸をイメージされたのだと思いますが、どこか女性議員のようないでたちに見えましたね」
「意味不明役職」辛辣声も
開催前からさまざまな問題が露見している万博だけあって、直接、本人に対してのものばかりではないが、これには否定的な声も。
《意味不明役職》
《断ったほうが、株が上がった気がする》
《チケットが売れないから利用しているな! 紀香さんも紀香さんだよ 媚を売っているみたいで嫌だなぁ》
《藤原紀香さんに、仕事を作り公金が支払われる?》

藤原自身はNPOを主宰し、海外に学校を建設するなど、国内外の子どもたちへの教育支援事業を20年以上継続しており、関係性がないこともない。
でも、彼女の“本業”は俳優じゃ……。
「主演を務める舞台『サザエさん』が6月に上演されます。'19年にも舞台化しており、その再演になりますね。作品には期待する声もある一方、フジテレビで告知のCMがヘビーローテーションで流れており、顰蹙も買っています。テレビでは3月末まで放送された朝ドラ『おむすび』と深夜ドラマ『家政婦クロミは腐った家族を許さない』に出演しましたが、どちらも主演ではなく、あまり話題にならず。紀香さんでいちばん話題にならないのが女優業かもしれませんね」
本業と副業、その割合は当人が決めることだが……。