中居正広女性トラブル問題で窮地のフジテレビ

 中居正広の女性トラブルにフジテレビ社員の関与が報じられた騒動について、調査を行った第三者委員会が会見をすると同時に、フジテレビは『報告書』を明らかにした。

 芸能界引退にまで発展した、中居とフジの一大スキャンダル。被害女性であるAさんも中居も、“当時の出来事”の詳細を語らぬままであるため、その報告書は大いに注目を集めている。

 394ページに及ぶ報告書の中から、中居ファンをはじめ多くの国民が注目する箇所を抜粋してお届けする。

※女性A= 元CXのアナウンサーであり、CXに入社して数年後に退職している。
※B氏=
1996年4月にCXに入社し、2021年3月から編成制作局制作センター第二制作部部長職企画担当、2022年6月から編成制作局バラエティ制作センター部長職兼部長、2023年6月から編成制作局編成戦略センター編成部長、2024年7月から編成総局編成局編成戦略センター室長兼編成部長を務めており、2025年1月30日以降人事局付となっている。 

BBQの会

(1)中居氏の誘いと参加者の選定

 2023年5月28日、中居氏はショートメールでB氏に連絡し、同月31日に中居氏より先輩格にあたる著名男性タレント2名とのゴルフを予定していたところ、天気が悪い様子のためゴルフをキャンセルし、BBQ(以下「BBQの会」という)を開催するとして、これに参加するよう誘った。その際、下記のようにアナウンサーをBBQの会に同席してもらえるように手配を依頼している(以下、原文ママ)。

中居氏:「男同士じゃつまらんね。女性いるかなね。一般はさすがにね。となり、フシアナ誰か来れるかなぁ。」
B氏:「アナウンサー調整してみます。何時からどこでバーベキューするイメージですか?2~3人いれば大丈夫ですかね??」
中居氏:「時間はお昼過ぎくらいかな。アナも知らない子も多く。知ってる子がいいけど。結構知らない。」
中居氏:「自分が知ってる、アナ、誰だろね。」
B氏:「●●●●(女性Aのフルネーム)に声かけてみようかなと思います。」
中居氏:「はい、知ってる笑。」
中居氏:「1人じゃ申し訳ないかな。メンバーは、まだ、慎んで。」
B氏:「水曜日の昼間に来られるのは限られていると思いますが、朝の番組に出てる系かと。」
B氏:「メンバーの件、分かりました」
中居氏:「はい、お願いします。」

 中居氏はB氏に対してCXの女性アナウンサーを集めるよう求め、B氏が女性AとCX女性アナウンサーT氏、女性スタッフを、タレントとのBBQを14時から行うとして誘い、参加表明を得た。B氏も業務のスケジュールを調整して参加した。

 会場については、中居氏からB氏に対し中居氏所有の都内のマンションの部屋で行うとの連絡があった。このマンションは中居氏がゲストルームのように使用しているとのことで、B氏は、以前にも複数回このマンションに行ったことがあった。また女性Aも、同会場は、中居氏が居住している場所ではなく打ち上げなどが行われる場所と説明を受けていた。

 開始時刻は、同年5月31日(水)14時30分から15時ころであった。

(2) 当日の様子

 2023年5月31日14時にB氏はマンション付近の駅で女性3名と待ち合わせ、タクシー内で待っていたが、女性アナウンサーT氏が遅れたので、女性A及び女性スタッフと先にタクシーでマンションに向かった。

 女性Aは車中でB氏から「仕事でプラスになる」旨を言われたとのことであり、女性スタッフがどのように振る舞えばよいか尋ねたところ、B氏から皿洗いをするなどして働くように言われたとのことである。

 BBQの会には中居氏と男性タレント2名とCXから4名のほか、中居氏が誘ったと思われるTBSの男性社員2名が参加した[4]。部屋は、ベッドルームのほか、リビング、それとつながっているキッチン、屋外テラスがあった。

 参加者は、リビングで軽く飲食した後、テラスに出てBBQを行い、日が暮れた後、再びリビングに戻って飲食しながら歓談した。

 テラスでは、男性タレント2名、TBS男性社員2名、B氏と女性アナウンサーT氏、女性スタッフが、肉を焼きながら飲食し、たわいもない会話をした。B氏はタレント2名との話を盛り上げ、女性スタッフにお酒や食事の配膳、片付けなどを指示した。女性アナウンサーT氏は男性タレントの隣りに座って話を聞いた。漫才のツッコミが頭を叩いているが痛くないのだという話題の流れで、女性らが男性タレントに言われて頭を叩くなどして盛り上がった。

 他方、中居氏は主にキッチンで料理を作っており、女性Aは、皿洗い、配膳、キッチンで中居氏の手伝いなどをして、テラスでの会話にはあまり参加しなかった。
参加者は、総じて和やかに飲食、歓談していた様子である。その中で、性的な発言はなかったと述べる者も、あったと述べる者もいた。

 20時頃に散会となり、男性タレント2名は帰宅した。片付けを終えた後、中居氏が、おなかがすいたので、誰か一緒にすしを食べに行かないか、と玄関付近にとどまっていた数名に声をかけたところ、女性Aが参加表明した。

 他の女性2人はその後又は翌日朝の仕事を理由に断り、中居氏と女性AとB氏の3人ですし店に行った。

(3) すし店

 中居氏、B氏と女性Aはすし店で、個室ではなく通常の4人掛けのテーブル席に付き、1時間程度、飲食しながら歓談した。

 すし店での歓談の途中、女性Aは、B氏が「(二人は)つきあっちゃえばいい」といった軽口を言ったが、自身は、とんでもないとして、即座に否定した、と述べるが、B氏は、そのような発言をした記憶はないが、発言した可能性はある旨を述べている。
BBQの飲食費は中居氏が負担したため、B氏がすし店の飲食代15,235円を支払い、後日、中居氏とB氏の2人による「番組企画の打合せのため」の「接待飲食代」として、CXに立替経費の精算手続を行った。

 中居氏のマンション内かすし店の中のいずれかで、中居氏の求めにより女性Aは中居氏と連絡先の携帯電話番号を交換した。女性Aは、中居氏が自分の親と同年代であり、MCとしての仕事ぶりを尊敬し、信頼していたため、連絡先の交換についても不安感はなかった旨を述べている。なお、B氏は、両者の連絡先の交換には関与していなかった。

 3名は食事を終え、店を出てそれぞれ帰宅した。

 当委員会のヒアリングにおいて、B氏は、中居氏が女性Aに対して恋愛感情があるようには見えなかった、そうした話を中居氏からも聞かなかったと述べ、女性Aも恋愛感情を持っている様子はなかった、今度3人で飲みに行こうといった話はしていない、と述べている。

 女性AはB氏にBBQの会について御礼のLINEを送り、中居氏にも御礼のショートメールを送った。

中居氏による女性Aの呼び出し

 上記のBBQの会開催日の2日後である2023年6月2日12時11分、中居氏は女性Aにショートメールで「今晩、ご飯どうですか?」と連絡した。女性Aが、中居氏とは仕事上の付き合いもあり、食事に行くこと自体については特段違和感を持たず、その晩は空いていること、19時に六本木で仕事が終わる予定であることを返信した。

 すると、中居氏からは「はい。メンバーの声かけてます。また、連絡します。」との連絡があった。女性Aはこれまで中居氏との食事にはB氏や番組制作スタッフなどが同席していたため、この時点では過去にあったような複数人での会合だと思っていた。

 しかし、当委員会のヒアリングにおいて、中居氏は、大雨で難しそうだったので実際には誰にも声をかけなかったと述べている。中居氏は、17時46分に「雨のせいか、メンバーが歯切れわるくいないです。飲みたいですけど、さすがに2人だけだとね。どうしましょ。」と送り、続けて「隠れ家的な、お店。自信はありませんが、探してみますね」などといったメッセージを送った。しかし、当委員会のヒアリングにおいて、中居氏は実際にはお店に電話をかけるなどしなかったと述べている。

 そして、19時14分に、中居氏は「(仕事)終わりました。メンバー見つからずです~。どうしよかね。2人だけじゃ気になるよね。せっかくだから飲みたいけど。」と連絡した。女性Aは、その頃に仕事を終え、スマホを確認したところ、中居氏と2人で食事に行くという話になっていたが、今晩は空いていると既に伝えていた手前、2人だけでは嫌だから今日はやめたいと立場上言えず、飲食店での食事であると思い、2人でもよい旨の返信をした。

 その後、中居氏から「お店のレパートリーが情けないですが乏しく...笑。どうしよかね。」「●●(地名)で飲みますか!この間の。なら、安心かもです。どうでしょ」として、BBQを行った中居氏所有のマンションでの食事を提案された。女性Aは、マンションでの2人の食事という提案に少し嫌な気がした。しかし、女性Aは以下のとおり述べている。

 直前、誰も集まらない、いい店がない、それならこの前みんなでバーベキューをしたところでごはんはどうですか?と仕事上付き合いのある芸能界の大御所からそういわれたら、今夜暇だと言ってしまった私は行かざるを得ない。B氏や他のディレクーはいつも中居氏にペコペコしている姿を見ていたから、逆らえないと思っていた。ここで断ったりしたら仕事に影響が出るのではないか、断ったらそのことがBさんに伝わって番組によばれなくなるのではないか、そんな思いがあって、行きたくはないけど行った、という気持ち。

 このように女性Aは、中居氏の誘いを断ることで今後の仕事に差し障ると考えると、今更断れず、行くこととし、女性Aは、中居氏に対して、大丈夫である旨を返信した。