石橋貴明と工藤静香

 中居正広を巡る一連の問題で、フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があったことが明らかになった石橋貴明。4月9日に配信された『文春オンライン』の記事によると、今回石橋がヒアリングを打診されたのは、3月31日に公表された第三者委員会の報告書にある“重要な類似事案”とされたケースについてだ。

食道がん告白“動画削除”が物議

 報告書によると、10年以上前に女性社員が男性社員に呼び出され「有力な番組出演者」との会食に参加したが、途中でその出演者と2人きりの状態になったそう。

 その後、番組出演者の提案で別の店へ移動したのだが、移動後に出演者が下半身を露出。危険を感じた女性社員はその場から立ち去ったといった内容だ。この報告書にある「有力な番組出演者」が石橋だと『文春オンライン』は報じている。

「石橋さんは4月3日に食道がんの治療で芸能活動を休止すると公表しており、第三者員会の調査に《病気療養の準備のため対応できなかった》と事務所が説明しています。

 もっともらしい理由ですが、石橋さんがアップしていた食道がんを告白するYouTube動画が、なぜか4月9日までに削除されていることが判明。“いらぬ憶測”を呼んでしまっているようですね。

 タイミングがあまりに良すぎるため、《ガンが嘘はさすがにないと信じたい》《憶測がでちゃうから動画削除は悪手だと思う》などの声がネット上に寄せられています」(スポーツ紙記者)

「恐ろしい時代だな」

 これらの報道を受けて、過去の番組での石橋の“セクハラ行為”が掘り起こされている。かつて、番組で工藤静香との絡みが多かった石橋。番組内で霊能者になりきり、“除霊”と称して工藤の頭を自身の股に挟み、股間をこすりつける動画が拡散されているのだ。

「石橋さんと工藤さんは『Little Kiss』というユニットで、デュエット曲『A.S.A.P』も発表しています。しかし、この曲のジャケットが、2人が今にもキスをしそうなほど顔を寄せている写真で……。当時もちょっと生々しさを感じさせるものでした。また。MV内では実際に2人と見られる男女がキスをしているシーンまであります」(音楽誌ライター)

『LittleKiss』というユニットで、デュエット曲『A.S.A.P』も発表している石橋貴明と工藤静香。ジャケットでは、今にもキスをしそうなほど顔を寄せている(AppleMusicより)

 実際、2人がライブに出演した際の動画でも、工藤の腰に手を回して密着する石橋の姿が確認でき、先の“セクハラ動画”と共に、

《そういえば凄いイチャイチャしてたよね……今思えば気持ち悪いわ》

《このユニットって、石橋が工藤静香とイチャつきたいからやってただけな気がする》

《こんなのがエンタメとして許されてたの?恐ろしい時代だな》

 などと話題になっている。

 当時のテレビとしては、過度なスキンシップもエンタメのひとつだったかもしれないが、コンプライアンスの遵守が叫ばれている昨今。今後も、芸能人の“過去のセクハラ”が次々と掘り起こされていくのかもしれない――。