本名(佐藤えり)を明かし、1年間農業を学ぶと宣言したローラ

《私の佐藤家の祖先が眠る新潟で、雑穀やお米、野菜さん達を畑で耕す事を決めました》

 モデル・タレントのローラが芸名ではなく、『佐藤えり』という日本人らしい名前が本名だと明かしつつ、《毎月新潟に訪れて約1年間かけて農業を学んでいくよ》と、3月に自身のインスタグラムに綴った。

“危険な格好”にドン引き声

 当初は読者モデル。そこから人気モデルとなり、いつしかバラエティーで“タメ口”“おバカ”キャラで人気を博した。その後ロサンゼルスに活動拠点を移し、チャリティー活動や環境保護・動物愛護を訴える意識の高いアイコンに。しかし、そんなローラの農家への転身(?)には批判や顰蹙の声が上がった。

「ローラさんが以前から投稿していた写真は、実際に農作業をしているところを撮影したのか、しているふうのイメージ写真のようなものなのか不明ですが、そのどれもがピチピチの下着のような格好だったり、ハイレグの水着のような格好。裸足だったりもして、おおよそ農作業をするとは思えないものばかり。また、肌の露出度は非常に高いものばかりでした」(芸能プロ関係者)

 その時点では遊びなのか、本気なのかわからない写真だったが、前述の報告で農業をやるのは本気らしいとわかり、否定的な声も飛んだ。

《ヘソ出し、肩出しのうえに素足って…その格好は危険だって事を、誰も教えてくれなかったのかな》

《足切って破傷風になったら目も当てられんのだがね》

同業からの期待と不安

 農業に従事する男性も、次のように心配する。

一般の方でもわかるとは思いますが、草が生い茂ったところに肌が露出している格好で入ったら、肌が切れるおそれがあります。裸足も同様に。ローラさんの写真を見ると、胸あたりまで伸びているところにビキニみたいなトップスで入っていて、傷だらけになっちゃうよと注意したい。というか、協力していた農家さんがそばにいただろうに、何も注意しなかったのでしょうか。

 やっているフリの写真なら良いのですが。傷だけでなく、虫の被害も多いですし」

露出の多い服と裸足で畑仕事に精を出すローラ(本人の公式インスタグラムより)

 一方で歓迎する“同業者”も。ローラと同じく新潟で米農家を営む女性は次のように話す。

「いろいろと思うことはありますが、ローラさんの影響で、少しでも農業に興味を持ってくれる人が増えればいいなと思います。そういった方はすぐいなくなるかもしれませんが、新規就農に少しでも光が当たってくれるならうれしい。ただ、農業に興味を持ってくれる人の中には、いわゆる“スピリチュアル”派生の人も少なくない。

 まさにローラさんがそうでしたが、“氣”という字を多用したり、乾杯じゃなくて“弥栄(いやさか)”だとか。考えは人それぞれですが、変な方向に思想が偏ったり、それを過剰にすすめたりするのは不安です。“無農薬=安全でおいしい!”“昔からの農法=至高!”みたいな世界ではない、危険な場合もあることはわかっていてほしいですね

 不安が氣のせいならいいのだが。あまり顔晴(がんば)りすぎないで……。